日記の後の話3 ページ20
黒尾side
「病気……？」
「そう。Aの母さんも、Aの父さんも体が弱くてね……こんなことになるんじゃとは思ってたけれど、こんなに早いなんて……」
葬式はしなかったらしい。親族がお祖母さん以外に居なかったら、それが当たり前かもしれないが。
「……どうした研磨？」
「いや、……Aパソコン持ってたんだ……」
「あー、前に言ってた気がするな……」
見ると、割りと新しめなパソコンだった。
確かに、畳敷きの部屋にはあまりそぐわない。
すると思い出したようにお祖母さんが言った。
「あ……『もしも私が死んだあとに誰かがこの家に来ることがあったら、私の持ち物は好きにしていい』って言ってたことがあったね。」
「ほんとですか？」
「ああ、多分あんたらだろう。好きにしていいって言ってるから、いいんだろうよ。」
じゃあ私は部屋に行くから、と言って2回に上がっていく。
――――――――――――――――――――――――
「Aの持ち物って……ほとんどないね。」
「あぁ。少ないな。」
何か、Aの事がわかるものがあれば良いなぁと思ったのに、何もない。
「パソコンがあるじゃん。パスワードがわかれば開けるよ？」
「研磨わかるか？」
「俺は今日持ってるの知ったし……クロ聞いてないの？」
「待てよ……何か言ってたような……」
――――――――――――――――――――――――
『内緒だってば！ ヒント？ …………2人共通の好きなもの、かな。』
――――――――――――――――――――――――
「『2人共通の好きなもの』だ。パスワード。」
「え……2人って俺とクロ？」
「たぶんな。 ……サンマ？」
「俺好きじゃないし……アップルパイ。」
「俺が好きじゃない。 ……ゲームは、そこまで好きじゃないし……」
「…………A、とか？」
「ナルホド、……試しに打ってみたらどうだ？」
【白崎A】
「……ダメみたい。大体自分の名前パスワードにする人いないよね。」
「……確かにな。わかんね……バレーは？」
「……俺好きってわけじゃないけど……まあいっか。」
【バレーボール】
「……ダメ、かな。結構合ってるかと思ったのに。」
「！ ……悪い。今思い出した。『英語で』だ。」
「……早く言ってよ。」
【volleyball】
「……！ 開いた。でもファイルは少ない。アルバムと……」
「「日記…………」」
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えま - 舞璃花さん» レス遅れてごめんなさい！ 感動して頂けて嬉しいです……ありがとうございます！！！ (2017年1月20日 22時) (
レス) id: 9535ab89b8 (このIDを非表示/違反報告)
舞璃花(プロフ) - お話とても良かったです！感動して泣いてしまいましたw続編を読むのがとても楽しみです！続編読んできます！ (2016年5月28日 12時) (レス) id: 0311422590 (このIDを非表示/違反報告)
えま - DA☆SA☆KU☆SYA(∩´∀｀)∩さん» ありがとうございます！！！ 続編の方もよろしくです！ (2016年4月12日 22時) (レス) id: c2b65fcd72 (このIDを非表示/違反報告)
DA☆SA☆KU☆SYA(∩´∀｀)∩(プロフ) - 見に来ました！ 面白かったのでついでにお気に入り登録もさせていただきます(≧▽≦)（（もう続編出てるんですけどね(笑) 続編のほうも評価しにいきますので('ω')ノ (2016年4月12日 19時) (レス) id: 409c42c952 (このIDを非表示/違反報告)
えま - おねむさん» ありがとうございます！！ 続編もよろしくお願いしますm(._.)m (2016年4月8日 23時) (レス) id: c2b65fcd72 (このIDを非表示/違反報告)
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