ｽﾏｲﾙﾊｯﾄﾏﾝな先輩〈木村良平〉

＊18 ありがとう ページ19

そんなことがあった翌日のスタジオで朝から江口に会った。

『ねえ』

江口｢うっわびっくりした…小さすぎて見えなかったわ｣

『167cmなめんなよ…？見えてるでしょう…？』

江口｢うん。見えてる見えてる…胸元が｣

『えっ…あ。変態』

江口｢うるさい。見せつけてきてるのそっちじゃん｣

そう言いながらも私の胸元から目を離さない江口拓也。

『ねえこれ不可抗力じゃない？抗えないんだけど』

江口｢大人しく見せつけとけば……あ。やば…｣

『え。なに急に私が胸無いの知ってるでしょわざわざそんな驚かなくても…』

木村｢……A〜？何やってんの？｣

『………そういうことかぁ』

江口｢ア。ボクツギノゲンバイカナイトナ！｣

木村｢おいちょっと待て江口｣

江口｢はいすみませんでした｣

『あの良平さん？これは不可抗力です。』

木村｢………ふーん？｣

江口｢あの、良平さん。｣

木村｢なに｣

江口｢おー怖い……幸せにしてあげてください｣

木村｢っ…お前それ今言うか？怒れないじゃんか…｣

江口｢いひひwはい。狙いました。笑じゃあ失礼します｣

木村｢江口！｣

江口｢はい？｣

木村｢ありがとう。色々と｣

江口｢…ひひいえいえ。Aちゃん｣

『あたし！？』

江口｢うん笑
幸せになっちゃえ｣

『………？うん…ありがとう？？？？』

江口｢よーし！じゃーねー｣

そう言いながら去っていく拓也の後ろ姿は少し悲しく見えた

『なんかあったんですか？』

木村｢……まーな。｣

木村｢なーあA｣

『はい？』

木村｢…結婚しよっか。落ち着いたら｣

『はい！そうで………は？』

木村｢え？だから結婚｣

『…ん？私と？』

木村｢お前以外居ないわ笑｣

『ひえ…急展開過ぎませんか………』

木村｢俺はやりたいと思ったらすぐ行動するからさ｣

『存じ上げております………』

木村｢嫌ならいいけど………｣

『嫌じゃないです！！！！！！！！むしろ大歓迎！！！！！！！！よろしくお願いします！』

木村｢あはは笑じゃあ指輪見に行こ｣






『………ええ！？今からなの！？！？！？！？！』

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