【BL オリジナル】間違えても愛 (ページ10)

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朝ページ10

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ぼんやりとした頭で目をうっすら開ける＿＿＿見慣れない天井

...どこだここは...？

身体をゆっくり起こすと、全身に倦怠感が広がった。これは、二日酔いだ。
ふと、下を見ると、自分が一糸まとわぬ姿であることを知る。

「...は？」

思わず声が出た。知らない部屋、ベッドの上、裸＿＿これらが意味することは一つしかないだろう。

恐る恐る隣を見ると、そこにはあどけない表情で静かに眠る、相川瀬成の姿があった。

「...っなんで、え、はあ？え？」

混乱する頭を抱えながら必死に記憶を遡さかのぼった。

昨夜、合コンがあった。気乗りしないまま行ったせいで、女子に関心が湧かなかった俺は、相川と酒を飲んだ。

思いのほか楽しくて、酒が進んで、完全に酔った頭で俺は相川を...変な目で見た、そして＿＿＿

『なぁ、お前。俺と寝たらどうなる...？』

死にたくなった。頭をかきむしって罪悪感に耐えきれない。

「あ”あ”あーーっまじかよ...。」

喉の奥から押し殺した声で呟いた。

俺は最悪で最低だ。"酔ってお持ち帰り"なんて、相手が女ならまだわかる、だがしかし。

今俺の隣りで眠っているのは男だ。確かに男らしいという容姿からは程遠い、美しい顔立ちではあるが、相川は正真正銘の男である。

まず、「男と寝た」という事実が俺には受け入れがたかった。

罪悪感に押しつぶされそうになってベッドから降りた。

床に散らばった服をつかみ取り、乱暴に着込んでから、自分の持ち物を持って急いで部屋を出た。

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