【銀魂3z】クリーン恋愛 ※リメイク中

胸糞悪い【沖田side】 ページ13

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「ねえ、沖田。何で買い物？」






阿呆面で尋ねてくる遠山A。そんなモン、俺が一番知りてェくらいだ。






「………荷物持ちに決まってんだろィ。それに、こらァ剣道部の買い出しだ。素人に違うモン買われて土方に説教されんのは御免だからな」






取り敢えず、適当にこじ付けた理由を言うと、






「ああ、そういう事。確かに、トシ煩そうだもんね」





遠山Aは、意外にも平然と返した。しかも、一つ、気になる単語が。






「……テメェ、今なんて言った？｣

「へ？だから、トシ煩そうだ…「お前、土方のヤローと仲良いのかィ」






ーー“トシ”。

と、確かに此奴はそう呼んだ。

その愛称は限られた人間しか呼ばないはずだ。…というか、近藤さんくれェなモンだ。


……女と馴れ合うような事をしない土方が、此奴と？何となく、胸糞悪い感じがした。変に、胸が痛む。

俺の変な思考を遮るかの様に遠山Aが言った。







「ああ、沖田にはまだ言ってなかったっけ。トシの事」

「は？」







少し意味深な発言に思わず声をあげる。






「トシもね、私の事知ってるの。二年の時にバレた」






そりゃァつまり……






「土方にもドジやらかしたっつー事か」

「うん、まあ。私が学校休んだ時にプリント届けてくれたんだけど、その時に……風邪で油断しててね」






なるほど、俺と違って脅しなんつーモンに興味のカケラもない奴の事だ。黙ってて欲しいと懇願したであろう此奴に二つ返事で頷いたに違いない。






「トシは誰かと違ってあっさり黙っててくれたよ。しかもフォローまでしてくれんの。優しいったらありゃしない」

「へいへい」






案の定だった。…そういえば前に教室の隅で二人でコソコソやってた様な気はする

……しかし、遠山Aと土方の野郎の関係の謎が解けたところで、俺は何故か少し複雑な気分になった。

やはり、この頃の俺はおかしい。

やっぱりクソサドはクソサド→←寝坊

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