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プラマイゼロだ ページ30









「……っな、は!?」






“突然何を言い出すんだ、このオッさんは”、と罵ってやりたかったけど。…そう出来ないのは、私が一番その言葉に納得してしまっているからだ。

お京さんと病院で話していた時から、薄々そうではないかと感じてはいた。だけど、どうしても信じられなくて、認めたくなくて、目を背けていた。


ーー迷走の果て、辿り着いた答えに驚いていた、そんな時。






「……白昼堂々浮気だなんて、良いご身分だね。……A」






ゆらりと私たちの前に影が掛かり。私も阿伏兎も、恐る恐る顔を上げる。






「……神威!」
「団長!」






どうして神威がこんな所に居るのかも、何故そんなに高圧的なのかも全く分からないが、分かることが一つある。

面倒な時に出会ってしまった。






「団長、なんでこんな所にいんだ?」

「そりゃこっちの台詞だよ。人が珍しく仕事片付けでブラブラしてたら……やっぱりらしくない事はするモンじゃないね」

「誤解だぜ。人妻口説くような真似しやしねェよ。俺は、嬢ちゃんに誘われたんだ」

「な!阿伏兎、何自分だけ逃れようとしてんの!?」






確かに誘ったのは私だけど、その言い方じゃまるでデートにでも誘ったかのような口ぶりだ。いや、相談とか言われて内容追求されても困るけど!!

そんな事をぐるぐる考えているうち、阿伏兎はさっさと席を立って、私たちに背を向ける。






「じゃあな、後は若い奴同士でごゆっくり」






何気に勘定を済ませてくれているのはプラスだけど、それを打ち消してマイナスになるくらいに不味い事をしてくれた。




「…それで?言い訳があるなら聞くけど?」





顔を合わせるのも小っ恥ずかしいような状態で、無駄に鋭い神威の探りをすり抜けなくてはいけないとは…!!

即・否定は流行り→←絡まる糸が解けない



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設定タグ:銀魂 , 神威 , 沖田総悟   
作品ジャンル:恋愛
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モンブラン - とても面白いです!これからも更新頑張ってください!応援しています。 (2018年12月27日 18時) (レス) id: e30eeb1aa9 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - limeさん» コメントありがとうございます。最高だなんてそう言って貰えてとても嬉しいです! (2018年12月20日 18時) (レス) id: 9c5936b685 (このIDを非表示/違反報告)
lime - 最高です…… (2018年12月19日 22時) (レス) id: d65845a82c (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - 雨さん» おそくなってしまい、申し訳ありません!なんとか生還して参りました(笑)これからもよろしくお願いします! (2018年12月8日 14時) (レス) id: 9c5936b685 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - テスト頑張って下さい!更新楽しみにしてます! (2018年12月4日 22時) (レス) id: e3333da4ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:陽奈 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ryosukehar1/  
作成日時:2018年10月7日 16時

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