潜入２２２日目 ページ5
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ズム、と無理矢理いつもの形態に戻って、勝利のスタンディングをしているオールマイト。『最後』という感じがダダ漏れだった。
「「「オールマイトォ!!」」」
熱狂して叫びをあげる人々。爆豪や緑谷は複雑そうに、心配そうにオールマイトを見つめる。
他人のことを一々分析してるのは、多分私だけだ。
「身動きがとれんな…轟くん八百万くんらと合流したいが…」
…しばらくして、飯田が言った。確かに、気を抜けば人の波に攫われそうだ。
「とりあえず動こうぜ。爆豪とAのことヒーローたちに報告しなきゃいけねーだろ」
「…私は、いい」
背負ってくれている切島に口を挟めば、皆は困ったような表情をした。皆の言いたいことは分かる。
強がってる場合じゃない、安全なところにいろ、そういう意味の困惑だ。
「皆も会見見たでしょ〜。事情あって、私が誘拐された事は一切報道されてない。だから、駄目」
いつもなら、ある程度嘘を交えて交わすのだろうが、生憎そんな気力も無く、言い方もとても淡白なものになってしまう。
そんな私の様子を見てか、皆聞きたい事は山ほどあるのだろうが、何も言わないでいてくれた。
いつもより高い目線を更に上に向けて、夜空を見上げる。私の中で、ひとつの考えが纏まってきていた。
＊＊＊
「…Aっ…！」
「Aさん、爆豪さん…」
ある程度時間はかかったけれど、私たちは無事轟と八百万と合流。
轟は沢山言いたい事がありそうだったけど、爆豪を送るのが先だと分かっているのかその場では何も言わなかった。
「…切島、代わる」
「おう、サンキュー」
だけど私を背負うのを申し出た辺り、しっかり話をするつもりではいるらしい。
そして、警察に爆豪を預ける。心配されて、もっと騒ぐと思っていた爆豪は、何故かずっと静かだった。
彼もやはりオールマイトに憧れていた一人な訳で、思うところがあるのかもしれなかった。
＊
…それからようやく最寄り駅の改札に着いて。
「では」
「ありがとうな、みんな」
「お三方！真っすぐ帰って下さいね！？」
「うん、本当にありがとう」
「じゃあ…また学校で」
「ばいば〜い」
各々が別れを述べて、私たちは別れた。
「…それで、どうしたんだ？」
ーーもちろん、私は轟と一緒である。
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ユユユ - 頑張ってください！ (2018年12月31日 23時) (
レス) id: 565f07b5a9 (このIDを非表示/違反報告)
ユユユ - 大好きです！ (2018年12月31日 23時) (レス) id: 565f07b5a9 (このIDを非表示/違反報告)
にんじん(プロフ) - これからも頑張って下さい！ (2018年9月9日 0時) (レス) id: 7151c9dc13 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - コハクさん» コメントありがとうございます！お気遣いまで本当感謝しかありません。頑張りますので、応援よろしくお願い致します！ (2018年8月19日 14時) (レス) id: 9c5936b685 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - ふぉぉぉ！ついに吉原炎上篇ですね！！すごくドキドキです笑 しかし暑い日が続いているのでお身体に気を付けて、無理せず頑張ってください！！更新楽しみにしております！！ (2018年8月19日 13時) (レス) id: e8820f2209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽奈 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ryosukehar1/
作成日時：2018年4月19日 20時
