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山田サイド
｢今日も一日ありがとう。｣
取材を終えて、俺は今日これだけだから、そのまま帰宅。
移動車までみんなで喋りながら、俺の手を引いてくれたメンバーに、一日の感謝を伝える。
｢明日もみんなで仕事だね。涼介、また明日。｣
｢やま、明日は俺がやまの移動担当だから。なんでも言ってね。｣
｢やまだー明日もがんばろーね。｣
｢気をつけて。明日も待ってるから。｣
次々と聞こえてくるメンバーの声。
俺がこうなってから、次の仕事が迫ったりしてなければ移動車前で見送ってくれるの。
頼んでないのに、こうやっていつも声をかけてくれるのが嬉しいんだよね。
直接言ったことないけど笑。
｢ふふふ、俺も楽しみだよ知念。裕翔ありがと、頼りにしてる。いのおちゃんと雄也も、ありがとう。ばいばい！｣
｢ドア、閉めるねー。｣
｢はぁい。｣
マネージャーの声に、ドアの方を向いていた体を正面へ。
バンッという音がして、マネージャーが運転席へ乗り込み、再びドアを閉める音がする。
その間に、手探りで見つけたシートベルトを締める。
健康な人が自分のお風呂で目を瞑っても困らないように、勝手が分かってるから、大丈夫なんだよ。
ちなみに車以外にも、仕事でよく使う場所なんかはだいたい感覚が残ってるんだけどね。
｢明日は、シングルの打ち合わせと、ラジオの収録だから。8時に迎えに行くね。｣
｢了解。えっとー、Hey S〇ri、明日6時半に起こして。｣
｢”6時30分のアラームをオンにしました”｣
抑揚のない声が設定完了を知らせる。
｢シートベルトを締めた？｣
｢うん。｣
｢よし、じゃあお家へ向かいまーす。｣
｢お願いしまーす。｣
そう返事をしてからふと思う。
明日は、シングルの打ち合わせ。
俺が失明してから初めての、シングルの打ち合わせ。
事故に巻き込まれた後の復帰直後、ダンスは危険すぎるから、今後グループではやらないと決められたあの時。
JUMPの武器を、俺が取り上げてしまった。
俺がいない方がいいんじゃないか、という疑問が浮かんでは、消して。
何度目か分からないこの疑問は、ずっと答えが出ないまま。
今となっては唯一の、涙を流すという役割を果たそうとする俺の何も映さない両目。
役立たずなそれを咎めるように、ゆっくりと瞼を閉じた。
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あすみ(プロフ) - ゆでたまごさん» 急いで直させて頂きました…！メンバーを欠けさせるという最低な行為…(・・;)気づけて良かったです、指摘して下さってありがとうございました(T T) (2020年9月6日 0時) (
レス) id: d4de4d3e86 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - あれ、2回送っちゃてました笑再びすいません← (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - すいません誤字です←岡本さんです失礼しました (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - すいません誤字です←岡本さんです失礼しました (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - あ、あの、、ストレスの3ページ目、岡元さんの台詞の中に高木氏がいないんですけれど‥笑 (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすみ | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/asumi_ry
作成日時：2020年2月15日 17時
