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山田サイド
こんなことを言いたかった訳じゃない。
裕翔は人を卑下する人じゃない。
俺自身が自分という人間に価値を見いだせなくなってしまったから、放ってしまった。
今までの不安、焦り、やり場の無い怒りが、みんなと俺を傷つける刃物になって。
言葉という、刃物になって。
｢おれの、こと。………嫌いに、なった？。｣
涙でぐしゃぐしゃの顔でこんなことを言う俺に、呆れているんじゃないか。
次に続けられる言葉を聞くのが怖くて、今更情けない顔を隠したくて、また下を向く俺。
すると顔を向けた延長線上で俺よりも大きなそれに包まれた、自分の両手。
それが唯一の希望のように思えて、思わず手に力が入る。
次の瞬間、手に温もり感じたまま、俺は裕翔に抱きしめられていた。
｢っ、、｣
涙が引っ込む。
｢やま。｣
俺の心臓が、ドクン、ドクン、とけたたましく鳴って、次の言葉を急かすように主張してくる。
｢俺はかっこよくて可愛いやまが、大好きだよ。こんな愛らしい人嫌いになれないよ。｣
耳元から聞こえる声は、何でもない時にかっこいい！と言って、俺に自信をくれた声。
今も、俺に自信を、勇気を与えてくれるんだ。
｢センターで輝くやまも大好きだよ。やっぱり俺が持ってないものを持ってるからさ。メンバーとして誇らしい。｣
｢でも、俺にもそう言ってくれたよね。裕翔には俺には無いものがあるって。あーやまに認めてもらえてるんだって、嬉しかった、改めてね。｣
普段の楽屋での何気ないやり取りみたいに話す裕翔の声が、緊張を解いてくれる。
｢事故の後、視覚を失った辛さは、大ちゃんに言ったって聞いてたけどさ。仕事の制限に関して、言わなかったじゃん。なんにも。｣
少しトーンの落ちた声に反応してしまって、またカチコチになる身体。
｢みんな気にかけてたつもりだったよ。でも、やまの演技には敵わなかったね。ごめん、ごめんね。｣
勝手に限界を迎えた俺への、心からの謝罪が、固まった体を解してくれる。
｢ずっと1人で耐えてたの？。頼るの遅いよ。やまちゃんヘタレなの？。俺らには何だって言えるでしょ。言ってくれなきゃ分かんないよ。｣
呆れたような言葉には、表情が見えずとも分かる程、優しさが溢れていて。
受け止めきれなかった優しさが零れて、裕翔の肩口を濡らした。
パッと身体が離されて、裕翔の手に顔が挟まれる。
｢本音、待ってたよ。｣
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あすみ(プロフ) - ゆでたまごさん» 急いで直させて頂きました…！メンバーを欠けさせるという最低な行為…(・・;)気づけて良かったです、指摘して下さってありがとうございました(T T) (2020年9月6日 0時) (
レス) id: d4de4d3e86 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - あれ、2回送っちゃてました笑再びすいません← (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - すいません誤字です←岡本さんです失礼しました (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - すいません誤字です←岡本さんです失礼しました (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - あ、あの、、ストレスの3ページ目、岡元さんの台詞の中に高木氏がいないんですけれど‥笑 (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすみ | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/asumi_ry
作成日時：2020年2月15日 17時
