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高木サイド




でも山田が、1人で泣かずに、知念の前で涙を流したということは。


と考えていると、いつも眠そうと言われている瞳でしっかり知念を捉えた伊野尾くんが、




「だったら尚更、知念に頼れて良かったよね。」




と言葉を掛けたら、俺らの顔を見てくれた、チワワのような顔。


その瞳に、膝に乗ったり、つまらない理由で孤立を選んでいた俺を、ゆうや!と呼んで甘えてくれた、昔の知念が重なる。


メンバーの少しの変化にも気づいて、悩みにのまれそうな俺を救い出してくれたヒーローみたいなやつは、今SOSを出していて。


起きた時、山田みたいになりたいと言ったら、なんて言うかな。


小さな決意を胸に、知念を見守る。




「山田の最初の弱音、受け取ってくれてありがと。」


「いのちゃ、、」


「でも、俺らもいるからね。みんなで、やまのことサポートしよう。」


「山田は、頼るの下手だからね。俺らがちゃんと手を差し伸べてやらないと。」


「うん。涼介は、僕達が見ててあげなきゃね。」




そう言って立ち上がった知念は、山田の頭を撫でる。


胸の大きな傷を隠していた山田の寝顔は、心做しか儚く映る。




「んッ、、」


「涼介の頭撫でてたの、ごめんね起こしちゃった?」




知念の手に驚いたのか、ビクッと身体を震わせて声を上げた山田に、微笑ましい光景を眺めていた裕翔と伊野尾くんと俺は、駆け寄る。


背もたれと、座面を触って足を下ろす方向を確認しながらソファに座ると、顔は真下を向く。




「おれもいたよー。」


「山田、俺もいるよ。」




山田の隣に座った知念の隣に伊野尾くん、その山田を挟んで反対側に、俺は腰を下ろす。


これまで話している間もちらちらと山田を見ていた裕翔は、座っている山田の目の前にしゃがんだ。


裕翔の顔は山田の顔の真ん前。


俯く山田の細くなった足の脇に、ギュッと握られた左右の手は、力を込めすぎてなのか、溢れる想いがそうさせるのか、小刻みに震えていた。

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あすみ(プロフ) - ゆでたまごさん» 急いで直させて頂きました…!メンバーを欠けさせるという最低な行為…(・・;)気づけて良かったです、指摘して下さってありがとうございました(T T) (2020年9月6日 0時) (レス) id: d4de4d3e86 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - あれ、2回送っちゃてました笑再びすいません← (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - すいません誤字です←岡本さんです失礼しました (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - すいません誤字です←岡本さんです失礼しました (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - あ、あの、、ストレスの3ページ目、岡元さんの台詞の中に高木氏がいないんですけれど‥笑 (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あすみ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/asumi_ry  
作成日時:2020年2月15日 17時

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