不安 ページ20
山「ごめんね、俺が、男だから、伊野尾ちゃんの家族壊しちゃった・・・」
伊「何言ってるの？男だろうが女だろうが俺は山田涼介という一人の人間に恋をしたんだからそれを親が認めてくれないなら親子の縁なんて要らないよ」
山「でもｯ」
伊「そんなの気にしないの！お腹の子にも負担だよ？」
山「うん、わかった、」
伊「今日はさ、ホテル泊まろっか、ホントは実家泊まろうと思ったんだけどさwごめんね」
山「あ、うん大丈夫」
伊「チェックインしてくるね」
山「わかった」
伊「531号室だって」
山「OK」
伊「そんな重たいの持っちゃダメ！」
山「えぇー」
伊「ほら行くよ」
山「はーい」
ymside
俺のせいで伊野尾ちゃんの家族を壊しちゃった、
伊野尾ちゃんはそんなこと気にするなって言ってるけど俺はそんなこと絶対無理だと思う、どうしたらいいんだろ・・・
ﾌﾞｰﾌﾞｰ
ん？ゆうや・・・雄也！？なんで？
山『もしもし？』
高「あ、山田？ごめん今大丈夫？」
山「うん、大丈夫だよ伊野尾ちゃんも寝てるし、俺もまだ起きてたいところだったから」
高「そっか、その感じだと伊野尾くんの親に結婚認められなかった？」
山「ｯ、う、うん」
高「そっか、大丈夫だよ、またいつか認めてもらえるから」
山「それが無理なんだよ・・・」
高「どうして？」
山「伊野尾ちゃん、親子の縁切っちゃった・・・」
高「えっ！？なんで！？」
山「俺が、男だから、伊野尾ちゃんのお父さん、結婚は認めないって、しかも孫も出来ないだろ？、って言うから出来ます！って言ったのにｯ、その子がいじめられたらどうするんだってさ、びっくりだよね、俺そんなこと一切考えてなかった、俺のせいでこの子がいじめられるとか」
高「山田・・・」
山「雄也・・・どうしよ、俺もう、伊野尾ちゃんといるの辛いよ・・・」
高「今どこにいるの？」
山「えっ！？シエアハウスの近くのホテル」
高「迎えいく、待ってて」
山「わかった・・・」
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作者名：翠 | 作成日時：2019年5月10日 17時
