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27歩目 ページ28
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あのあと、きちんと言った通りに食べ終わってから布団に入ったAちゃん。息遣いが荒かったのでかなりしんどかったんだと思われる。
自分もアイスを頂いて食べ終わっていたから帰ろうと思っていたところだ。
看病とかいう一大イベントを逃すのは勿体ない気もするが、あんなに弱っているAちゃんに俺が近づくのはヤバイ。
しかも普通にしんどそうやったから大人しく寝かせた方がええねん。紳士やわ俺って。ほんま
悪いなぁシャオロン、ゾム。せっかく俺にチャンスをくれてたのに…！くっ……
Aちゃんの家は知らない地域だったため、俺は帰り道をスマホで調べながら帰ることにした。
その一方。体調悪いときは機嫌も悪いAは、どうにか鬱先生に強く当たらないよう頑張って抑えてたのである。
おかげさまで、熱が少し上がったそうな。
この夏風邪騒動は、短期間で終わったのだ。Aが復帰した日には机の上にプリンとサイダーが置いてあったらしい。
突然訪問してきた鬱先生よりシャオロンにやや矛先が向いていたAも、そのプリンたちで一瞬で許してしまったのだった。単純である
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作者名：良質な睡眠 | 作成日時：2022年3月31日 15時
