【d!】好きんちゅには逆らえない！！【ut】 (ページ11)

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「なんや照れてるん？意外とウブやなぁ。シャオロンとかに言われ慣れてると思ってたわ」

「何言ってるんですか言われません！！可愛くないとなら言われたことありますけども」

「そんなん照れ隠しに決まってるやん」

なんてことを言うんだこの人は。はぁ、こうやって女の子を落とすのね。なるほど

「すまんなぁ。実は俺も早く着いててんけど、何回か鏡みて気にしてるAちゃん可愛くてついついしばらく眺めてもうたんや」

「は？」

「早く着いたなら早く来てくださいよ！ずっと1人で待ってたってことですか？ヤバ……」

「いやぁまさかナンパされるとは思ってなかったけどな」

「あれ、ナンパっていうか危険な物の勧誘だったような…」

えっ！？そういうのってホンマにあるん！？などと私と同じようなことを言う。気持ちは分かる、まさか本当に出くわすとは思ってなかったのだ。

むしろそう考えたらナンパのほうがマシなのかもしれない。いや、どちらも嫌だが

「じゃあ行こか。大変お待たせしてしまったようやし。っていうか、タメでええよ」

「え？あぁ。そう…だね、わかった」

確かに、何でか敬語だったしなぁ。これで定着してしまう前に矯正できたらいいな