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｢…ちょっと時間が欲しい｣
宮近｢…うん、帰るね｣
そう言って宮近先輩が出てって。
あんなに真剣な目で言ってくれる宮近先輩にきちんとこたえたいと思って考えても。
いや、考えれば考えるほど。
宮近先輩の気持ちに答えられるほど私の気持ちが追いついていない
そんな状態で、宮近先輩の隣になんか居られない
…って最初から分かってんのに時間が欲しいなんて結局宮近先輩がいなくなるのも嫌なんて本当にクズだな。
はぁ、なんて思いながら冷蔵庫に入ってるルイボスティーを飲む。
…ルイボスティー、閑也が好きだったから買ってたけどストックこれで最後か。
宮近先輩といるようになって、閑也と会わなくなった。
あぁ、閑也に会いたい。
気づいたら閑也に電話をかけてた。
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作者名：りり。 | 作成日時：2021年6月20日 22時
