女たらしとの恋！？ (( Ryo )) (ページ6)

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伊野尾「で、この9は......」

はぁ、疲れたな...

涼くんが真剣にノートとってる

ちゃんと授業受けてるんだ

へぇ、意外...

なんか女たらしって

チャラくて授業とかサボりがちって感じ

え、本当に意外なんだけど(笑)

涼「ん？どうした？」

「え？」

涼「え？いやなんか見られてる気がしたから」

「あ、いやいやなんでも！」

危ない

いつも間にか橋本くんの顔をガン見してた

涼「(ﾎﾞｿｯ)そんなに俺のこと好きなの？？」

私に近づいて耳元でそう言った

自分でも顔が赤くなるのがわかる

「違う違うそういう意味じゃない」

慌てて否定した

良かった、ちょうど誰も見てない

ほぼ皆寝てるし←

涼「そんなに顔赤くなって可愛いね」

「っ、」

もうダメだ

「もう、授業に集中してください」

涼「俺の顔ガン見してたのにね？(笑)」

「はいはい、違います」

そう言ってノートをとろうとした時に

何かに気づいた

そういえば前の席開いてる

えっと...確か...

あ！そうそう井上瑞稀くん！

いつも1人で本を読んでて

誰とも関わらないって感じの子

まぁ、一匹狼的な？？

なんか一時女子にモテてたけど、

「うるさい、話しかけんな」

って言われた人がいたらしい

それから皆離れてる感じなのね

もったいないなぁー、かっこいいのに

確か今日は熱で休みだったっけ

たしかに細いし、体調崩しやすいのかな？

あぁ、とりあえず今は授業に集中しなきゃ。

授業終了

「はぁぁぁぁ疲れたぁぁぁぁ」

涼「いや、寝てたでしょ？(笑)」

「あ、バレた？」

涼「うん(笑)」

「なんだよー」

涼「次はちゃんと受けるんだよ？

俺の顔ばっかり見ないでね？」

と頭をポンポンとされ、どこかに行った

だから、これ弱いんだってば...

姫花「Aー...助けて...」

「おいおい、姫花さんどうした」

姫花「寝たくても寝れないよ

なんであの席だよ！

A入れ替わって！！！」

「いやいや(笑)そう言われましても...」

姫花「てかいいじゃん、

橋本くんとラブラブで♡」

「だから違うんだってば...

って、あ、そういえば

私の前の席の人って

井上瑞稀くんだったよね？」

姫花「あー、そうそう

あの冷酷王子」

「冷酷王子？(笑)」

姫花「そうそう、冷たいけど、かっこいいっていうので冷酷王子」

「考えた人すごいわ」

姫花「明日、来るのかな」

「来るといいね」