溺愛されてる声優さんは【蒼井翔太】12

472voice ページ18

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ピンポーン







家のインターホンが鳴る、リビングで翔太兄と二人でいろんなことをしていたが手を止めて顔を上げる








｢…インターホン鳴った？｣








翔太｢なったね、行ってくるね。｣







｢はぁーい。｣






翔太兄は立ち上がり玄関の方に向かう。






あと数時間で2017年が終わり、2018年を迎えようとしていた。







まぁやることたくさんある…









翔太｢…なー。｣







翔太兄が大きなダンボールを抱えながらリビングに入ってくる。








｢なーに？あ、宅急便だったの？｣







翔太｢そうなんだけど…｣







｢誰から？福井から？｣







翔太｢違うよ。届け主がなーのお義父さんなんだけど。｣







｢返品で。｣





翔太｢できません。｣







翔太兄はダンボールを床に下ろす。








｢……大体なんで住所知ってんの。｣








翔太｢まぁそりゃ…お兄さんたちもいるし誰か教えたんだろうね…開けていいの？｣








｢……お菓子だといいな。｣









翔太｢はい、あけまーす。｣








翔太兄は躊躇いもなくダンボールを抑えているガムテープをビリビリと剥がす。









翔太｢……え？｣








｢なに？｣








中身を見た翔太兄は驚いた顔で中からものを取り出す。







｢……。｣







それを見た私も絶句する。






中に入っていたのはふろしきで包まれた重箱(ものすごく大きい)








翔太｢ちなみにまだ玄関にあるんだよ、発泡スチロールで…｣







｢発泡スチロール？！｣








なーは立ち上がり玄関まで駆ける。








発泡スチロールを見つけて急いで蓋を開ける。









すると中に入っていたのは大きなカニ。









…え、いじめ？？？？









翔太｢な、なー？｣







翔太兄は意味のわからないという顔をしてなーを見るがなーも分かってない。









翔太｢お義父さんから何も聞いてないの？LINEとか…｣








｢あの人LINEしてるの？｣







翔太｢そこから…？なんか前連絡先聞かれた時にLINEも交換したけど…｣








｢…初知り。LINE始めたんだ…連絡も何も来てない。｣







何かわからないかと携帯を開く。







すると父ではなく兄上からLINEが来ていた。

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