隣にいる人物 ５ 【蒼井翔太】

179.主人公side ページ20

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ずっと黙ってる……けど、翔太は目を逸らさない。






「……そこまで大したことされてない。嫌がらせの手紙とTwitterではリプ来るぐらい。」





観念したは私は翔太に話した。






翔太「ｯｯ……。」








「別になんとも思ってないけどね。わかってたことだから。」







翔太「でもストレス感じてたんでしょ?!僕、行ってくる!!」







「は？どこに？」







翔太「社長にも言って……僕もTwitterで呼びかけするし、、」






「いらない。そうなるのが嫌だったの。それにそんなファンばっかりじゃないし、優しいファンもいるし、余計なことしないで。」








翔太「でも……もう1人の体じゃないんだよ……??それに前僕言ったよね……何かあったら絶対言ってよねって。」







「言えることと言えないことぐらいある。」








翔太「そ、そんなのおかしいよ！結婚して夫婦になったのに……!!」







「おかしくないでしょ。これぐらい。」









翔太「いい加減にしてよｯｯ!!!!!……円1人で抱えすぎだよ!!!!与えるのは苦手だと知ってたけど……苦手すぎ!!!!夫婦なんだから支えあって生きていくの!!!僕はそういうものだと思ってた……そうあるべきだと思うの!!!!……だからさ……1人で抱え込まないでよ、、」









「だから……翔太には……。」









翔太「それ聞き飽きた。僕に知られたくない傷つけたくないとか聞き飽きた。」









「……ｯｯ。」








翔太「聞き飽きたかもしれないけど僕も……円を傷つけたくない……ね？」








切ない翔太の顔に涙が溢れた。







とめどなく流れる涙をとめることができなかった。









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