隣にいる人物 ４ 【蒼井翔太】

132.主人公side ページ12

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「……高野が……写真を……この間二人で食べに行った時の写真を撮られてたの……別れないとその写真を出版社に出すって……。」








私は涙を流し続けながらいった。








翔太「写真……?」







「手を繋いでた……写真……。そんなことしたら……翔太の……迷惑になるよ……。」







私は震える手で翔太の両腕を強く握った。







「お願い……だから……別れてよ……。」







翔太「嫌だ。」






「別れてよ……翔太に迷惑をかけられないのｯｯ!!!!!」






翔太「嫌だよｯｯ!!!そんな理由で別れるなんて嫌だ!!!」






翔太は私の腕を強く引っ張った。







翔太「絶対別れない!!なんと言おうとファンがなんと言おうと僕は君を離さない……!!」







翔太はぎゅっと抱きしめながら耳元で囁いた……。







「嫌だよ……私は翔太の迷惑かけられない……足枷になりたくないよ……。ファンを大切にしてる翔太を…翔太のファンを…傷つけたくない……。」









翔太「……僕は円がいない方が傷つく……。」









「だけどｯｯ!!」







翔太「だけどじゃないよ!!絶対に別れない!!何があっても離さないの!!そう約束したから!!」







「ｯｯ……バカ翔太……」








翔太「馬鹿でもなんでもいいよ……僕のためなら……別れるなんて言わないでよ……。ファンのことを思ってくれるのは嬉しいけど……僕は君がいないと生きていけないから。」









「……ごめんなさい……。」









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