笑顔で隠した本心 (ページ10)

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そして9月1日。
私は両親と一緒に駅まで来ていた。

マグルが沢山いる中私たちはホグワーツ特急のホームまで移動して、1度荷物を中に入れに両親から離れる。

『ｯ…こんな、重かったかな』

浮遊魔法は使えるけど、今ここで使った目立つと諦めながらも必死に持っていれば、ふとトランクが手から離れて列車に乗った。

持ってくれた人を見れば笑ってるフレッドだった。

フレッド｢ピョンピョン飛んでる次は、必死に持ってるから目立ってたよA｣

『もう！恥ずかしいわ…フレッド』

私が平然とフレッドの名前を呼べば、フレッドは少し驚いたように目を開いて私の方を見る。

フレッド｢よく、僕だって分かったな？ママだって僕らを間違えるのに！｣

『間違えるわけないわ！だって…』

私は口を次に言おうとした言葉を慌てて飲み込んだ。

(好きな人を間違えるなんて有り得ない…なんて言えないわ…危ない危ない)

フレッド｢だって？｣

『あ、貴方とジョージは全然違うもの！フレッドの方が少し本当にすこーしだけ、落ち着いてるわ』

慌てて言い訳をすれば、楽しそうにフレッドは笑っていてジョージを連れてくればグルグル回って、どっちがどっちでしょうかゲームを始めた。

5回やって5回とも私は完璧にあてたけれど。

ジョージ｢わお…こりゃすげぇ｣

フレッド｢な？Aには分かってるみたいだ｣

驚いてる2人を見てクスクス笑っていれば、汽車の汽笛の音が鳴り慌てて2人に1度別れを告げてから両親の所へ戻って2人に抱きついた。

『行ってきます母様、父様！手紙書くわ！』

母｢行ってらっしゃい、Aらしく伸び伸び学んでらっしゃい｣

父｢どの寮になってもAは私達の愛しい娘だからな｣

撫でてくれる両親から離れ、寂しい思いを感じながらも列車に乗って発射しても両親が見えなくなるまで、窓から顔を出して手を振った。