笑顔で隠した本心 (ページ6)

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それからの両親は凄く行動が早かった。

娘はグリフィンドールに行くと信じて、赤色のアクセサリーやマフラーなどを用意してくれた。

前の人生では無かった両親との交流に私も嬉しかったし、何よりも誰よりも私を理解してくれていた両親に感謝しかなかった。

母｢そうだ！ダイアゴン横丁に行くのは明日で良いかしら？｣

父｢そうだな、明日なら私も仕事が休みだし3人で行こう｣

ダイアゴン横丁…明日は私とフレッドが初めて出会う日。

きっと全てが前のようには行かないだろう、そんなのは知ってる20歳だった頃の私と付き合ってたフレッドは存在しない。

私の行動1つで私はフレッドとは結ばれないなんて事もある。

(でも…私は神様に誓った、笑顔で隠すんじゃなくてちゃんと私自身を出してフレッドに好きになってもらう。)

好きな人にも本心を隠していた、フレッドもそれは知ってた。偶に見せる悲しそうな顔が忘れられない。

もう、そんな顔させないから。

それに…1年目はハリーが居ない、正直まだハリーには怒りがあった心では怒る資格なんてないハリーは悪くないと理解していても理性が理解できない。

2年目からはハリーが入学してきて、そこから毎年毎年、問題が出てくる。

『少し…助ければ変わるのかな』

前は私だけレイブンクローだったので、直接関わったのはホグワーツ襲撃の時だけ。それ以外は全てが傍観者だった。

ダンブルドア軍団も魔法が苦手な私には無理と行かなかったし…。

『…魔法、練習しないとな』

それでも、今回はそんな事言ってられない。
魔法を誰よりも練習して色々な呪文を覚えてフレッドや他の子たちを助けれるようになりたい。

あわよくば、不死鳥の騎士団にまでなれればいいんだけど…。でもそれは先の話。今は明日に備えて寝ないと。