笑顔で隠した本心 (ページ32)

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スリザリン生｢何が可笑しい！｣

私は数分前告白されたスリザリン生に怒鳴られた、流石に私も笑いが引っ込んで真顔になってしまう。

『可笑しくは…ない』

スリザリン生｢笑ってたろ！｣

確かに笑ってた、でも私は後ろに居る双子が巫山戯てるからであってスリザリン生に罪は無い。

申し訳なさが勝ってしまい、私はスリザリン生の肩に手を置く。

『あの、本当にごめんなさい。でも私はまだ1年生だし、恋愛よりも学業を優先したいと思ってるの。』

スリザリン生は私の顔を見て、悔しそうに目をそらす。

スリザリン生｢…分かった、でも諦めないからな｣

そう伝えてスリザリン生は、私の前から去っていった。

『…さて、2人とも！やりすぎよ！』

私は一息ついてから、後ろにいた双子を軽く睨む。

フレッド｢ごめんごめん笑｣

ジョージ｢俺たちの姫はモテモテだなぁ？｣

双子は笑いながら私の肩に腕を回して、次の授業である魔法薬学の教室へと歩き出す。

『別に、モテたって嬉しくないわ』

フレッド｢ホグワーツに入ってから何人に告白された？｣

ジョージ｢10人か？｣

双子の質問に私は頭をフル回転する、告白された人数…グリフィンドール生2人に、ハッフルパフ3人、レイブンクロー5人にスリザリンが1人…。

『11人…かな？』

双子｢｢11！？！？｣｣

目を見開く双子にAは不思議そうに頷く。

『なにか変なこと言った？』

フレッド｢そりゃ、モテすぎじゃないか？｣

ジョージ｢おったまげたよ｣

まだ双子はブツブツ言ってたけど、教室に着いたので私は無視して席に着いた。