笑顔で隠した本心 (ページ24)

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ダンブルドア先生と話してから私の状況を、再度考えてみる。私は誰を救えて誰を救えないかも。

『セドリックは…無理だよね…私は代表には選ばれない』

セドリックは私の友人だった、レイブンクローとハッフルパフは合同授業も多くて学年は違ったけど、勉強を良く教えて貰ってた。

だからこそ彼が亡くなった時はショックだった、でもこれは私には止められない…。

ホグワーツの代表になれないと、あそこには行けない行ったところで私が役に立つかも…これはハリーとヴォルデモートの問題…だから。

『…ヴォルデモートとの問題は…首を突っ込んだらダメ…だよね。』

ハリーの問題に首を突っ込むのは、ダンブルドア軍団の時と…ホグワーツでの時…だけ。

問題は、どうフレッドを助けるか…いや、悩んでも仕方ない…頑張らないと。

『悩んでても仕方ないよね…よし、練習しよ』

私は立ち上がれば杖を出して構える、前はコツが掴めなかったあれを練習しないと…。

『守護霊よ来たれ(エクスペクト・パトローナム)！』

私の杖からは白い何かがヒョロヒョロと出るのみ。やっぱり…思い出が弱いんだ…何を思い出せば…。

『…フレッドに告白された時じゃないなら…』

私は1度目を閉じる、自分が感じる1番幸せな時じゃないと守護霊は呼び出せない…私の中で1番の幸せ…は。

フレッド｢これが終わったらさ、一緒に暮らそうジョージと俺と姫で3人幸せに｣

『あの時が…幸せだった…あの地獄が終わったら…一緒に住めるって、本当に思ってたから…』

『守護霊よ来たれ(エクスペクト・パトローナム)』

あの時を思い出して呪文を唱えれば、私の杖からは1匹のコヨーテが出てきた。

『え…これって…フレッドの…』

私はこのコヨーテを知っていた、これはフレッドの守護霊…私のはメスだけど…。