笑顔で隠した本心 (ページ21)

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その日の夜、大広間は騒ぎになった。

騒ぎの中心は、ホグワーツでも有名な双子とその双子のお気に入りの女子生徒。

さて、なんで騒ぎになってるのかと言うと…グリフィンドールの机の上で小さな花火が飛び交い、花火の爆発後で文字が浮かび上がる。

"A悪戯しすぎて、ごめんなさい"

双子なりの謝罪なのか2人は真剣な顔をして、目の前で黙々と食べてる少女を見つめている。

フレッド｢あの〜Aさん？｣

『…なに？』

ジョージ｢目の前の、見れる？｣

ジョージが指さす先には先程の文字、Aは一瞬だけその文字を見ながらも直ぐに下を向いて黙々と、自分で取ったローストチキンを食べる。

フレッド｢なぁ…相棒、これは逆効果じゃないか？｣

ジョージ｢奇遇だな相棒、俺もそう思ってた…｣

何も反応しないAに双子は焦り、2人でコソコソと話をしてる。

(ここまでやるのは…予想外…笑っちゃダメ耐えて私)

Aは下を向いてローストチキンを食べながら、必死に謝ろうとする双子の可愛さとやってきた事の大きさに笑いを堪える。

しかしそれはら傍から見ると涙を堪えてるようにしか見えず、グリフィンドール生はザワザワと3人に注目した。

フレッド｢ご、ごめんって！そんなに気にしてるなんて知らなくて｣

ジョージ｢なんでも一つ叶えるから許してくれ、な？｣

下を向いて肩を震わすAに双子は、本格的に焦れば慌てて花火を消して下を向くAを見つめる。

『…別に、もういい』

その行動に耐えきれずAは少し、涙目で双子を見つめてから大広間を後にした。