笑顔で隠した本心 (ページ20)

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フレッド｢あれあれ〜授業中2回も爆発させた姫はだ〜れだ！｣

ジョージ｢おいおい、相棒言い過ぎだって｣

授業終わり頬に軽く灰を付けたままAは、不機嫌そうに中庭を歩いている。その両端には揶揄いながら笑う双子。

『1回目は貴方達のせい、２回目は…違うけど』

フレッド｢おいおい！俺たちがなにしたって？｣

ジョージ｢俺たちは別に｣

フレッド｢ヒルの汁を｣

ジョージ｢蜘蛛の毒液に｣

2人｢｢変えたりなんてしないさ｣｣

さも、当たり前のように笑顔で嘘を着く双子に最大の仕返しを思いついて私は実行する。

『…あっそ、もう知らない』

私は『わざと』冷たく反応をして、口をポカンと空けて此方を見てる双子に笑いそうになるのを耐えながら走って逃げる。

(少しは、反省させないと…ってこれ、前もやったな)

私達が3年の時のハロウィンで、双子の悪戯が行き過ぎたせいで私がブチ切れて1週間口を聞かなかった。

本当は直ぐに許すつもりだったけど、あまりにも双子の反応が可愛くて1週間経ったのた。

(今回も、同じことになりそう)

後ろから私の名前を呼んで走ってくる、双子から逃げるように私は笑いながらも走って逃げた。

フレッド｢不味いぞ相棒、Aが本気で怒った｣

ジョージ｢これは、まずいな｣

双子が焦ってるのも露知らず私は、夜ご飯まで双子を避け続けた。