カースト上位の正論攻撃 ページ7
一昨日の夜とは打って変わって晴れ渡っている空の下、わたしたちは目的地に向かって歩き出していた。
「ほんとに知らないのね、イケメンがいて出すものも美味しい喫茶店」
「わたしからしたらそっちがなんで知ってるのって感じだからね」
和佳はふうんと興味無さそうに相槌を打つと、意地の悪そうな笑顔を浮かべた。
「まぁ確かに、こっそり二次キャラと会話してるやつに世間話は控えたいわよね〜」
「なっ…なにそれ!別にこっそりなんだしいいじゃん!というかそんなに重症じゃないっ」
「えーそーおー?会社中誰に聞いても知ってるんじゃない、あんたが缶バッチに向かって微笑みかけてること」
「ほ、微笑みかけてるだけだしっ…」
「充分重症よそれ」
こ、こいつっ…
わたしが狙われたくないところを的確に突いてきやがる…!
さすがカースト上位、隙のない言葉の攻撃はなかなか鋭利だった。
悔しがっていると、和佳が立ち止まったので、わたしも立ち止まる。
「はい、着いた」
その場の溢れんばかりの既視感に、
「………へ」
の文字の形に口を開けて間抜けな声を上げるしか無かった。
「ここ…」
「さぁ会いに行くわよ、待ってろイケメン!」
______昨日の傘の麗しイケメンが出てきたところだ。
自然体右手自然体右手自然体右手自然体右手…→←オタクにも人権は保障されてるはずだから尊重して
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緑那(プロフ) - 三日月涼風さん» いーえどうかお気になさらず^^ (2018年5月12日 12時) (レス) id: 3c1948d3a1 (このIDを非表示/違反報告)
三日月涼風(プロフ) - 緑那さん» そうなんですね!お恥ずかしい(笑) (2018年5月11日 3時) (レス) id: 089d604416 (このIDを非表示/違反報告)
緑那(プロフ) - 三日月涼風さん» ひえええありがとうございます嬉しい!!なるべくはやく更新できるようにしますね!実は設定のとこの古谷はCVの方の古谷なんです…零じゃなくて徹なんですよ… (2018年5月10日 22時) (レス) id: 3c1948d3a1 (このIDを非表示/違反報告)
三日月涼風(プロフ) - 今日作品拝見させていただきました!ものすごい続きが気になります!最初の、設定のところの古谷ではなく降谷ではないでしょうか? (2018年5月10日 0時) (レス) id: 089d604416 (このIDを非表示/違反報告)
緑那(プロフ) - 美空さん» 実はわたしの夢主、自分の性格をピックアップしてちょっと改良した子がほとんどで、この人もそうなんです。つまりわたしも他人と話すのがとても苦手なんですよ…仲間ですね('ω') この小説最近手詰まってきちゃったので、そう言って頂けるととてもありがたいです。 (2017年9月7日 21時) (レス) id: 3c1948d3a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緑那 | 作成日時:2017年4月21日 7時