君しか見えない�� ページ34
ン｢シルク、早くおいでよ！ほら、愛星ちゃんが新しく買った水着めっちゃ可愛いから｣
ダホちゃんが声を掛け大きく手招きをするもシルクが動き出す様子は一向に見られない。
マ｢あいつ、照れてて動けないんじゃね？｣
遠目に見るシルクの表情はよくわからなくて不安になる。
痺れを切らして私の方から少しずつ距離を詰めていけば近づいてくるシルクの表情はなんだか少し怒っているように見えた。
｢シルク…？｣
心配になって顔を覗き込む。
その表情が痛々しくて思わず彼の手を握ろうと手を伸ばせば、それは虚しく空を切ったのだった。
シ｢全然似合ってねぇ…｣
私にしか聞こえないような小さな声は少し震えていて。
シ｢肌露出しすぎ。そんなかっこであいつらの前でヘラヘラして喜んでんじゃねーよ。｣
重なった瞳には隠しきれない怒りが含まれていた。
そこにいつものような太陽のように優しい彼はいなくて私の心を不安にさせる。
｢ごめ…｣
すがるように伸ばした手は無遠慮に強く払われてしまい行き場を失った。
シ｢お前の顔なんて見たくもねぇ｣
その言葉はナイフのように鋭く私の心臓を貫いた。
ちょうどその時、私たちの間に流れる不穏な空気を察してかモトキくんが近づいてきたところだった。
モ｢おい、シルク言いすぎ…！｣
シ｢お前らには関係ねぇだろ｣
｢ごめん、ちょっと着替えて頭冷やしてくるね｣
二人の間をすり抜けて更衣室へと向かう。
シルクが冷静さを取り戻す為には私の存在は邪魔でしかなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
モ｢愛星ちゃん泣いてたぞ、追いかけないでいいのかよ。それにあの言い方はさすがにないと思う。｣
シ｢いちいちお前に言われなくてもわかってっし、そんな言うならお前が追いかけてやればいいだろ｣
愛星がいなくなった後、更に険悪な雰囲気になってしまい誰もが気まずそうな中、モトキが口を開く。
その言葉に更に怒りを覚えてしまう俺。
誰が悪いかなんて俺が一番よくわかってる。
さっきのはただの八つ当たり、嫉妬だ。
ほんとは素直に愛星のこと可愛いって褒めてやりたかった。
けど、俺以外の男にあんな嬉しそうな笑顔見せてるとこ目の当たりにして勝手に怒って思ってもないこと言ってしまって…
しまいにはメンバーにまで八つ当たり。
最低じゃん俺。
モ｢愛星ちゃんが誰に追いかけて来てほしいかなんてシルクが一番わかってんだろ？｣
※またまた次話に続きます
.
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愛星(プロフ) - 星空夢月（ダホマサモトシル）さん» リクエストありがとうございます！少しお時間いただきますが、ぜひ書かせて頂きたいと思いますのでしばらくお待ち頂ければ幸いです。 (2019年5月6日 17時) (
レス) id: b124745788 (このIDを非表示/違反報告)
星空夢月（ダホマサモトシル）(プロフ) - リクエストです。シルクと彼女が入れ替わるって話お願いできますか？ (2019年5月5日 20時) (レス) id: 335f3bf1dc (このIDを非表示/違反報告)
愛星(プロフ) - koyumaさん» コメントありがとうございます！悶える…最高の褒め言葉です！ゆっくり更新ではありますが、これからも２人を幸せにしていきたいと思っているので応援よろしくお願いします。 (2019年4月16日 22時) (レス) id: 31293b8be6 (このIDを非表示/違反報告)
koyuma(プロフ) - 一気に読ませていただきました！悶えました!!!好きの気持ちの揺れ動く様子がすごく伝わってきました。これからのお話も楽しみにしています。 (2019年4月16日 19時) (レス) id: 96592c7e36 (このIDを非表示/違反報告)
愛星(プロフ) - きぬたみさん» コメントありがとうございます！私自身もシルクさんのこと大好きなので、いろんな方々と｢好き｣を共有できることが嬉しいです。ゆっくり更新ではありますが、これからも頑張っていくので引き続き応援よろしくお願いします！ (2019年3月30日 18時) (レス) id: 31293b8be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛星 | 作成日時：2018年12月26日 5時
