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復讐 4 ページ5

黒猫はベンチにひょいと座る。ベンチに腰掛けて、黒猫に話しかける。


「ところで…なんで喋るのよ」


黒猫「悪魔だからだよ。正確には、この体は死んだ黒猫の死骸なんだよ。それに入り込んでるのさ」


「へぇ………不思議ね。世の中って」


黒猫「そうでもないかもね」


意外と黒猫は話しやすい。悪魔がそういう性格かどうかは知らないけど。


黒猫「ところで、なんで君は両親に復讐したいって思ってるの?」


「あら、バレてたの?」


黒猫「思考を読めるからね」


何よそれ。さとり妖怪かしら?そう思いつつ、両親に対する苛立ちを込めて口を開く。


「両親はね、私を愛していないのよ。受けるのは暴言とか暴 力ね。それに対して、イライラしてるのよ。だから復讐してやろうと思ってね」


黒猫「ふーん。復讐かぁ……面白そうじゃん。」


「かもね…」


黒猫「強くなりたいって思わないの?」


「いや、思ってるけど、どうやって強くなればいいのよ?」


黒猫「うーん…そうだね。反射神経の問題じゃない?」

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作者名:獄桜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月26日 21時

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