Jr.で妄想ー短編集ー (ページ3)

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弟ー高橋海人ーページ3

海「Aー、今日も家行っていい？」

「いいよ。漫画の続きでしょ？」

「せーいかーい！」

『あんた達、ほんと姉弟みたいだよねぇ。Aがお姉ちゃんで海人が弟。』

こういう会話してると、そんな事言われるけど、私と海人は幼馴染だし、小さい頃からこんな感じだから、私はいつもこう返してる。

「うちの弟がお世話になってますぅ～。」

これがテンプレ化。…でもさ、本当は海人の事、好きなんだよね。

海「A、かーえろ！」

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海「おっ邪魔しまーす！」

「どうぞー。」

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海「ねぇ、A。あのさぁ。」

「うん？」

漫画を読んでいた海人がいきなり話し出す。

海「俺さ、いつもAの弟って言われるじゃん。」

急にどうしたんだろう。

海「それ、今日でやめにしない？」

「え…？」

海「俺は、Aの弟じゃなくて、彼氏になりたい。」

真剣な眼差しで、そんなこと言われたら、なんにも言えなくなっちゃって。

嬉しくて、とりあえずぎゅーって抱きついた。

海「うわぁっ！びっくりするじゃん！もう、大好きッ！」