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車の中は取調室? 〜チャン ミン ページ5

夏のイベントライブを終えた翌日、ユノヒョンとは空港で合流して帰国。


終始ご機嫌で口笛なんて吹いている。

それでも出迎えに来たファンの前ではクールに恰好つけて通り過ぎた。


まぁ、僕にはわかりますけどね。

そのニヤケが止まらない口元、スッキリとした表情、そして機内での爆睡。

聞いて欲しいのか?って位バレバレなのに本人の自覚無し。

迎えの車に乗り込んでプライバシーを確保してから・・じっくり聞きますか。


「ふあぁ〜・・」

大欠伸をしたヒョン。

これはグッドタイミング。

『到着まで爆睡してたのに、まだ眠いんですか? いったい何をそんなにしてたんですか?』

『ん? いや、あ〜、ちょっと眠り過ぎたかな?』

誤魔化してるつもりでしょうが・・・

『あ、耳、赤くなってますけど?』

『えっ!?』

ユノヒョンは慌てて両手で耳を隠す様に押さえた。


『そんなに張り切ったんですか? まさか、一睡もしてないとか!?』

『! 違う違う、そこまではしてない!』

『そこまでは?』

『あ!』

墓穴を掘ったヒョンが顔を赤くした。


『いや、そういう意味じゃなくて・・』

『どういう意味ですか?』

『あー、その、そんなには・・』

『散々焦らされて来たんだから、さぞかし張り切ったんでしょうねぇ』

タジタジするヒョンはおもしろい。

『体力モンスターのヒョン相手じゃ、彼女の方が大変だったんじゃないんですか?』

『え!? そ、そうかな? ・・・朝も、じゃダメだったかな?』

ボソッと言ったヒョンの衝撃発言。

『何っ!?』


驚いて思わずヒョンの下半身に目が行ってしまった僕。

『ど、どこ見てるの?』

僕を見ながらヒョンが両手で大事な所を隠した。


ァハハ・・(;´∀`)

だんだんアホらしくなってきた。

なんで僕はこんな事聞いてるだろうか?


『いや、何でもありません。ちょっと驚いただけです』

気を取り直して前を見ると、バックミラー越しにマネヒョンと目が合った。


━ププーッ!と後方からクラクションが鳴る。

『信号、青になってますよ?』

『あ、ああ』


どうやらマネヒョンも聞き耳を立てていたようだ、顔が固まってた。


まぁ、ユノヒョンが幸せでご機嫌でいてくれるなら無問題ですよ。

アゲアゲ過ぎて情熱振りまきすぎるのは勘弁してくださいね。

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作者名:カホル | 作成日時:2021年6月3日 16時

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