女子会 1 ページ6
慣れ親しんだヨンハの店。
久しぶりに仕事終わりに訪問。
「アンニョンハセヨ〜」
「お! Aちゃん、オソオセヨ〜」
「あ! A〜、いらっしゃ〜い、奥空いてるよ」
「あはは・・」
紗月に促されるまま奥の、元・秘密の部屋へと向かった。
「さっちゃーん、この部屋じゃなくていいのに」
コーン茶とおしぼりを出しながら紗月が返す。
「ダメダメ、誰かに聞かれたら困るでしょ? 何にする?」
「何を聞かれるって言うのよォ? えーっと、ポッサム食べたい! あとチヂミ!」
メニューを見ながらAも返した。
「ポッサムとチヂミ、っと。そりゃあねぇ、ユノさんとのあれやこれ、でしょw」
「//// もうっ、さっちゃんが聞きたいだけでしょ?」
「もちろん! Aだって聞いて欲しいでしょ?」
「や、あれや・・これやは・・ないけど////」
「わかってるって、うふふ。じゃ、少々お待ちくださいね〜w」
意味深な笑顔で紗月が襖を閉じて行った。
「・・・もう//// 暑っ・・」
お酒も飲んでないのに火照る顔を手で扇ぎ、コーン茶を口にした。
「美味し・・」
・
・
・
━「お待たせ〜」
暫くして料理を運んで来た紗月。
「はい、これも」
「え? 頼んでないけど?」
テーブルの上、料理と一緒に置かれた酎ハイ。
「これがないと話しにくいでしょう? ふふふ」
「やっ、なによその笑い」
「まあまあ、これは私達のお礼だから、好きなだけ飲んで〜」
「お礼? 何の?」
「仲直りさせて貰ったし、2人のお邪魔しちゃったから。まぁ、お詫びも兼ねて?」
そう言いながら紗月もテーブルの前に座った。
「そう言えばその後どうなの? ちゃんと話し合えた?」
「うん、おかげ様で。一緒に病院行ってくれるって」
「そっか、良かったね」
「うふふ、それに久しぶりに2人でホテル泊って盛り上がったし」
「んぐっ! ケホっ・・」
「わ! 大丈夫?」
むせたAは口をハンカチで押さえた。
「もっ、イキナリなんて発言をっ////」
「あはは、ごめんごめん」
「さっちゃんはその手の話、割とオープンに言えるタイプだよね?」
「そうねー。Aは恥ずかしがるタイプよね?」
「まぁ・・」
「でも聞いちゃうからね〜! プレゼント、使ってくれた?」
「ぇ、あ・・まぁ、えっと////」
照れたAがチューハイをグイっと口にした。
Aの返事を聞いた紗月の目が輝く。
「ついにしたんだね!」
「/////」
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作者名:カホル | 作成日時:2021年6月3日 16時