くさかわくんと怖がりな女の子 ページ5
「たくやーー」
『んー』
「雨、すごいね」
私がそう言うと
たくやは窓の外を
首を伸ばして覗いた
『ほんとだ。』
「でも植物は喜んでるし、いいよね(笑)」
そう言うと、
たくやは
少しだけ歯を見せて笑う
『確かにね(笑)』
その時、窓の外がピカッと光った
「(ビクッ)」
『A?どうしたの?』
たくやは私を見つめる
「い、いや?なんでも」
雷が怖いなんて
恥ずかしくて言えない
『?ふーん…』
たくやは
いかにも怪しい、という目で
私を見る
ただ、あははって笑うことしかできない
ドンッッ
「わっ…」
『うわ、雷、結構近いじゃん』
雷の音がどうしても苦手
光も少しだけ苦手
ドンッ!!
「きゃっ…」
クッションを抱きしめ、
ソファに避難すると
たくやが隣に座ってきた
『どうした?雷、怖い?』
大きな綺麗な目で見つめられる
「ううん!全然!(笑)」
笑う私を見つめるたくやは
ちっとも笑ってない
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かたつむりん(プロフ) - オリジナルフラグ外してくださいね! (2017年9月1日 20時) (レス) id: f35d15b5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎 | 作成日時:2016年8月24日 0時