3 ページ22
…
「どしたの？ほんとに。熱でもあんのか？」
「い、いやいや大丈夫。室内が暑いだけっ」
そんな顔近づけて見ないでよー。
余計に赤くなるから。
「そ？それならいいけど。ところでさっ！今日は焼肉行くの？寿司？どっち？？俺さ、行きたい店があんだよねぇ〜」
呑気にそんなこと言いながら、詰め物で膨らんだ胸を俺の腕に押し付けてこないでー！
ほんと、やばいからーっ！
俺の俺が……反応しちゃうからーー！！
「…………たかき…ヘンタイ」
！！！！
「な、な、な、なん、で！！！」
俺の俺が大変なことになりつつあるのがバレたの？？
慌てて手でソコを押えかけたら
「おまっ！それこそ変態じゃねーか(笑)」
「なにそれ！！ひどいよぉ〜」
「ははっ、やっといつもの高木だな。よかった」
伊野尾くんのせいで顔が赤くなってたのに、その伊野尾くんのおかげで変な緊張が解けて、背中にかいてた汗も止まったみたい……
火照ってた顔も少し冷めてきたし。
「ごめんね、心配かけちゃって」
「な、心配なんかしてねぇょっ///」
今度は伊野尾くんのほうが真っ赤になって俯いちゃった。
可愛いな。
うん。可愛い。
すごく可愛い。
この仕事が終わったら…個人的に食事に誘ってみよっかな。
いつもは有岡くん込みだし。
善は急げだもんね。
そんなこと思いながら、スタッフの指示に従って俺と伊野尾くんはステージ裏のカーテン前にスタンバイした。
俺らの後ろに涼介くんと中島くん…って、あれ？中島くんはどこいった？
涼介くんの隣には有岡くんが並んでる。
あれ？？
「あれ？裕翔は？」
「あ〜なんか、拉致られた」
「「へ？」」
カーテン裏から会場を覗いてみると、ブスくれた中島くんがアシスタントをしていた。
「さっきの新郎役。ほんとは却下されてたんだとさ。でも強行突破してきてて。カメラマンさんに怒られて引きずられてった」
「うわっ、マジか。可哀想に」
「だっせ、裕翔(笑)」
「ゆうとくん…大丈夫かな……」
「心配すんな！涼介！裕翔の代わりは俺がちゃんと務めてやっから！」
「えー…大ちゃんじゃあ、七五三になっちゃう」
「んだとぉ！！」
「まぁまぁ。ほら、そろそろ出番だよ」
痴話喧嘩を始めた二人を制止して、俺の腕に自分の腕を絡めて伊野尾くんは、"動機が不純でもちゃんとやりきるから、高木もちゃんとエスコートしろよ！"と張り切って歩き出した。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 499人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みるみるみるきー(プロフ) - しろくまさん» しろくまさん、ありがとうございますぅ！頑張りますです。これからまた1さん登場させますからー！ (2020年5月21日 11時) (
レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - 素敵な夜景とイケメン…どちらも大好物です、はい。じゅるり。これだけで茶碗5杯はいただけます。ひき続きお待ちしていますっ。 (2020年5月21日 10時) (レス) id: 8dcb6e2f50 (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - Linkさん» きゃーーー(≧∇≦)りんちゃーん！お久しぶりーふ！おほほ、あの人は誰かしらー？家政夫さんかしら？聖書の人かしら？獣医さんかもしれないwwwいやーん、戻ってきてー宇宙からー！！また読んでねー。 (2020年2月7日 19時) (レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - うわぁーっ！たかいのの微笑ましいやり取りからのあの人…。あの人おおっー…！！あーーいのやま女装でにたにたしてたのにー笑笑 みるきーさんのたかいのはもちろん、ゆとやまに弾けて宇宙に飛んでっております。お久しぶりのコメント失礼しました。 (2020年2月7日 19時) (レス) id: 82c087770e (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - やまたかさん» ありがとうございますっ！がんばりまーす！！ (2020年2月6日 22時) (レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
