雨と目薬が始まりでした。tkin etc.

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…


内心ドキドキで心臓バクバクしたまんま会場について、花嫁さんたちは別の所へ集められた。





「ふぅ〜。あせったぁ」

「何が焦ったの？」

「うおっ！有岡くんか」

「なんだよ。ちゃんの色気に殺られちゃった？笑」



うっ……
当たってるだけに何も言えない……


「おいおーい。マジかよぉ〜」


そっかそっかぁ〜。ふ〜ん。て、にやにやしてる有岡くん。



なにが
"そっかそっか"
なのさ？
なんなんだよー、もうー。





「ゆうや！大ちゃん！」

「おぅ」

「孫にも衣装だね、大ちゃん」

「失礼な！」


ボケっとしてたら、このイベントの責任者の相葉くんに声をかけられた。


「今日は助かったよー。急だったからどうしようかと思ってたんだよー」

「ほんとですよ。俺もそんなの頼まれてもどうしようかと思ったもん」

「しっかし、可愛いしキレイだねぇ。ほんとに男の子？」

「うん。名前もかわいいけど男だよ」



伊野尾くんと涼介くんを見ながらニッコニコしてた相葉くんがぶっ飛んだコトを言い出した。



「確かあの涼介くんて、中島くんの恋人だよね？伊野尾さんは雄也の恋人なのかな？」

「わかっちゃった？そーなんすよ。彼は高木のだから。相葉くん、手ぇ出しちゃダメっすよ！」


「なっ、何言ってんだよ！相葉くんも有岡くんもっ！まだ違うっ！！」



「「まだ？？」」


！！！



「へーほー、そうですかぁ〜。へー」

「そっかァ、ゆうや頑張れー」

「なっ！おまえらっ！」


二人にからかわれて、顔が熱くなってるのが自分でもわかるほどの俺に


「そろそろお願いしまーす！」
と、スタッフから声がかけられ


「どしたの？顔が赤いよ？」
って、その原因の人に心配された俺の心臓は…

もう、ほんとに、爆発しそうです。



え、っと。
俺、伊野尾くんのこと、好き…なのか……

そっか……

へー。


知らなかった…


そっかぁ。





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