Ｏ型犬の上手な手懐け方マニュアル２

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倉「明日仕事は？」

亮「…無理かも、、しらん」

倉「まだ熱あるかもね」

亮「…」


熱はありません
身体中が痛いだけです


倉「休んだ方がええんやない？無理はあかんと思う」


無理をさせたのはアナタです


倉「それともこのまま永久就職する？♪」


せぇへんわっ



うちのちっさな狭〜いベッドは
わんこが寝るといっぱいいっぱい

そんなベッドにわんこは俺を抱きしめながら
いつも幸せそうに寝転がる

胸につけてた顔をふとっ、あげると
なぁに？って顔で俺を見つめて
髪を撫でるわんこ

いつものわんこ


俺の…


ｷﾞｭｯ
亮「…」

倉「亮ちゃん？」


わんこ…


倉「自分で俺から離れてったくせに、寂しかったとか言うん？」

亮「…」


うん
確かに自分からわんこの手、離した…
わんこの…この手、離した…


頬を撫でる親指にスリスリ頬寄せれば
クスって笑う声が聞こえた


倉「亮ちゃんは見た目子犬やのに、中身は猫よなw」


気分屋な子犬とかずるいわぁwっ言いながら俺の頬コショコショって擽って


倉「わかった!そんなんやからアイツに捨てられちゃったんでしょ？w」


なんて意地悪く言いやがった


唇キュッと結んで
キッと睨みつけるみたいに見上げると


亮「っ…」


信じられへんくらい優しく俺を見つめてる
わんこが居って…


倉「しょうがないから俺が世話したるね？
ワガママで気分屋で、そのくせ寂しがり屋の
子犬ちゃん
俺の大事な子犬ちゃん…」


わんこはそっと俺の前髪かきあげて
チュッと額にキスをした


倉「ええ子にしとったらご褒美あげるから…」


もうオイタしたらあかんで？
俺から離れようとしたらあかんねんで？言うて
首筋カプって噛まれたら
もう、
うん…って頷く事しか出来ひん


倉「ふっwええ子♪」


なぁわんこ…

俺、ええ子なんやろ？

やったらさ…


倉「もうご褒美欲しくなっちゃった？」


くれるん…？


倉「欲しがりさんやね」

亮「あかんの…？」

倉「大歓迎ですw」


わんこのやらかい唇がプチュってキスをくれる


倉「亮ちゃんてさ、Ｏ型やったよね？」

亮「そやけど？なん？」

倉「いや、別にw」

亮「？」



なぁ、そんな事よりわんこ
早よ、ご褒美


倉「ほんませっかちな子犬さんなんやからw
今、いっぱい可愛がったるからね♪」



亮「大倉…」

倉「亮ちゃん…」




永久就職…

あり…ちゃぁ…あり、、かもな//






〜Ｏ型犬の上手な手懐け方マニュアル〜 fin

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