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5話 ページ5

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「おかえり!A!!
で!!!さっきの呼び出しなんやったん!?」








『え?あ、あぁ、付き合いました』








「は…?」








『あ、お試し期間だって先輩が』








「せ、先輩って…宮侑?」









『うん
てか、ゆうちゃん先輩にはちゃんとさんとか付けないと…』









「うわああああああん!!!
だめ!宮侑は!!!だめやあああ!!」









『ちょ、うるさいうるさい』









「だって、あの宮侑やで!?
絶対遊ばれてるって!!モテ男やで!?
大体どこで宮侑と知り合って…まさか…」









『うん、校門で助けてくれた金髪さんが宮先輩だった』









「MAZIKAYO!!」









『いや〜私もあんなイケメンとは思ってなかった
世の女がほっとかなそうなイケメン』









「ほっといてるわけないやん!
モテ男やで!学校1の!!!」









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絶対なんかある、とゆうちゃんはブツブツと呟いた



私も正直信じられない



私なんかのどこがいいんだか









.









『それで今日は部活オフだから一緒に帰ろって言われた
だから、ゆうちゃんごめんねばいばい』








「この裏切り者!!!」








『いや、裏切ったつもりは…』








「何かあったらすぐ連絡するんやで!?
飛び蹴りしに行くから!!」









『あ、うん』









.









校門に向かおうとすると、ゆうちゃんが一緒に待つと言って着いてきた



こいつ多分先輩の顔見たいだけだろうな









.









「あ!Aちゃん!
ごめんな〜待たせてもうて…!」







『いえ、さっき来たばかりなんで
こら、ゆうちゃん、そんなジロジロ見ない』







「いや〜本物はやっぱイケメンやな思うてん」








「おん、知っとる」







『うわ〜…』







「なんよ」







『いや、別に』







「ほな、うちは帰るわ!
じゃあね!」







『うん、また明日』









.









散々裏で騙されてるだの言ってたくせに、本人の前ではデレデレだなあいつ



なんて思っていると、宮先輩は顔を覗き込んできた









.









「Aちゃんは俺のことかっこええ思わんの?」







『え?
いや、イケメンだとは思いますけど…』








「けど?」








『タイプでは…』









「それ割と傷つくからやめてや!」









.









と、泣き真似をする宮先輩がおかしく笑いがこぼれた

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大腿四頭筋 - めっっちゃ内容面白いですね!!更新頑張ってください!! (2020年4月21日 17時) (レス) id: d3d81965c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かなお | 作成日時:2020年3月6日 16時

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