かわいいって言うな！【夜久衛輔】

これでも受験生 ページ13

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『だっー！！わからん！！』









夜久｢だからー！
ここはさっきも教えただろ！？｣









『やっくんが可愛すぎて頭に入らん』









夜久｢……黒尾、行け｣









黒尾｢やだよ、そんな飲みこみ遅そうなやつ
教えんの大変そうだし｣









『黒尾に断られるとは…なんと屈辱的な』









黒尾｢お前どんだけ俺のこと嫌いなんだよ｣









『嫌ってはない
なんか気に食わないだけ』









黒尾｢いや、理不尽｣









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もうすぐ期末テストということで





お勉強会をしています






偉いです、ちゃんと文房具出して←








宮下はなんかイベントがあるらしく、ドタキャンされました








えっ




まって、あいつもテスト期間中じゃね？





なにやってんのあいつ←









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黒尾｢まぁ頑張れよ
これ乗り越えたら、夏休みだぞ！｣









『そうだ…！夏休み…！！
やっくんの浴衣に水着、それから…！』









黒尾｢部 活 だな！！
今年も合宿あるからなーウチは｣









『なんなのその上げて落としてくスタイル
性格悪っ』









夜久｢まぁ、休みが無いわけじゃねぇし
遊ぶのは、お互い空いてる時にな｣









『私はいつでも空いてるよ！
てか空ける！！』









黒尾｢八木帰宅部だもんなー｣









夜久｢いや、俺ら受験生だから
勉強しないとだろ｣









｢『あっ』｣









夜久｢忘れてんなよ
しっかりしろ｣









『大学とか全然考えてなかったわ』









夜久｢進路希望調査書かなかったのか？｣









『ふっふっふっ、白紙ですよ
目標は己の中に刻まれてますからね』









黒尾｢おぉ…！かけぇ！！｣









夜久｢どこがだよ
決まってないだけだろ｣









『そういうやっくんは決まってるの？』









夜久｢まぁ、それなりに…｣









『じゃあ、私やっくんと同じ大学にする！！』









夜久｢却下｣









『えー！なんで！！』









夜久｢そんな不純な同期で選ぶような事じゃないだろ
気持ちは嬉しいけど、それはダメだ｣









『え〜…』









黒尾｢ちなみに俺もやっくんと同じ大学だぜ｣









『違うとこにしよ』









黒尾｢うん、即答やめようか｣









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進路真面目に考えよ(遠い目)

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