2人は呪術師！！()【呪術廻戦】

術式の過去#2 ページ30

「おい、何をしている。泥棒か？」

黒い影が立ったと思えばそんな声が聞こえる

五条「あ、このお寺を管理している鷺ノ宮 真琴(ｻｷﾞﾉﾐﾔ マコト)くん！初対面アポ無し！」

ゆか「え、それって...」

A「ただの不法侵入だな」

アザミ「悟らしいと言えばらしいか」

能天気だなぁこの人
普通に通報案件だよ？コレ

「...？なんかの関係者か？
うちの倉のガラクタなんか漁って...」

五条「このお寺に縁のある人、いるでしょ〜？その人の術をこの子が受け継いでんの！」

「水神家の術を？こんなメスが？」

A「うわ、口悪」
ゆか「メスで悪かったですね！！」

アザミ「確かに疑いたくなるからな、気持ちはわかるゾ」

25〜6歳くらいだろうか、好青年でクール系の見た目のせいで謎にその口の悪さも納得出来る()

五条「それでさ！この子の成長のためにココの書物とか道具とかもらってもいい？」

「まぁ、誰にも使われずに保管され続けるよりはこんなメスにでも使われた方がいいかもしれねぇな」

A「貴方は、使えないの？」

寂しそうにそう言う彼に聞いてみる
いまいち私には呪力を感じる事ができないから

「あぁ、そうだな。俺に呪いなんて無縁なんだ。
こんな寺の住職をやってはいるがな。

俺は、家族で唯一、呪いが見えないんだよ」

悔しそうな声だ
でも、見えた方が良いとも言えないし、見えない方が良いとも言えない。

A「ごめんなさい。
でも、ここら辺に呪いが出ないのは、真琴くんのおかげなんじゃないかなって私は思います」

ゆか「確かに！静かだし、めちゃめちゃ落ち着けるよね！」

アザミ「素の力が強いんだろうな。
無意識に呪いを弾き飛ばしてる」

アザミが私の隣に立った
すると

ﾋｮｲ

と横抱きにされる


は？


A「な、な、なに！？なんだ、お前？？」

アザミ「言っておこう、水氷の子孫
こいつは俺の主人だ。

お前なんかには渡さない」

「っ！！
...すみません」

A「アザミ？
何をそんなに対抗心燃やしてるの？
お前は私の猫だろ？
あ、でも今は人型でお願いします。イケメン拝ませて」←

ｶﾞﾙﾙﾙﾙとまるで狼や犬の威嚇の様な雰囲気で真琴くんにすごむアザミ

「いいんだ。今のは俺が悪い
呪い、悪かったな
お前の主人を俺は取ったりしない。というか、できねぇな」

ハハッと乾いた笑みが零れた
なんか....ごめんなさい








五条「Aちゃんモテるねぇ〜」

ゆか「ですね〜」

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