使い魔 ページ16
その昔、いや、そのまた昔
まだ、五条家に六眼持ちが居なかった世代
とある一族に後世に残る災厄の呪詛師が産まれた。
彼は"色眼操術"と言う術式を使用する、好青年。
わずか16と言う歳で生涯に幕を下ろした。
なぜなら、その術式には欠点が存在したからだ
色眼操術と同等の実力をもつ水氷操術の使い手が、その世代に存在していなかった。
真価を発揮できなかった彼の術式は、幻の存在と化する。
なにより、水氷操術の使い手は何やらどの世代も難しい人間ばかりだった。
居たとしても必ず組めるとは限らず、元々少なかったか術者の数を更に減らしたと言う。
ーーーーーー
「我が術式を後世にいい状態で受け継がせたい」
彼はそう考えたそうだ。
そして、ある儀式を執り行う。
"違う
それは、危険を伴うこともあるが実に有力なものして呪詛師界に名を轟かせたと言う話が今も伝わっている。
以上の話は、五条家と禅院家のみに口伝されていると言う。
ーーーーーー
ゆか「...?」
隣に居たゆかがキョトンとした表情で周りをキョロキョロしている。
緊張が走る空気感で状況を飲み込めない狗巻先輩やパンダ先輩、釘崎さんまでもが鳩が豆鉄砲を食らったような顔になっていた。
A「まぁ、先輩や伏黒くんがこの術式の何を知っているのかは知りませんが、少なくとも2人が思っているよりもこの術式は不便ですよ」
肩に乗せた小鳥を様々な形に変形させ、今度は猫のような姿にする。
「お前らにこの術式が理解できるなんて到底思わないよ!」
そいつは、肩に乗ったままそう言葉を話した。
ゆか「喋った!?!?!?」
狗巻「しゃけ!?」
「当たり前だ!オレだって人の言葉くらいは分かるぞ!」
シャーっと威嚇している猫の喉元を優しく撫でるとゴロゴロと喉を鳴らして大人しくなった
A「可愛いなお前。私の術式の持ち主か?」
「それは、また別だぞ!オレはソイツの使い魔だったんだぞ!」
私の頭の上に飛び乗り、自分語りを始めようとしていたから猫を抱き上げて目線を合わせてみる。
うん。可愛い()
「人間、オレに新たな名前を捧げろ!そうすればまた仕えてやるんだぞ!」
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葵 - とても面白いです。 更新、自分のペースで頑張ってください。 私も呪術廻戦にハマってしまい作品を書いてますが良かったら題名を教えますか? 作者さん、体に気を付けてくださいね! (2022年3月21日 6時) (レス) id: 8e5a2f605a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメント、応援ありがとうございます!オチはストーリー中盤くらいでアンケート取ろうかなぁと考えていますが、とりあえず五条悟さんオチ路線を視野に入れて書いてみますね! (2022年1月3日 9時) (レス) id: d098218aa0 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - ゆきさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。 (2022年1月3日 9時) (レス) @page1 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 心さん» え、どこですか!?正しいものを教えて貰えると嬉しいです!!m(_ _)m (2021年10月25日 15時) (レス) @page18 id: d098218aa0 (このIDを非表示/違反報告)
心 - 釘崎さんの漢字間違ってます… (2021年10月25日 11時) (レス) @page14 id: 6048e7a08b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2021年6月14日 18時