西の元気な8人目【2】 (ページ25)

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濵田 side

朝からAの様子がおかしかった

今までも体調悪いからほっといて欲しいと言われたことはあるが、それとも違う

A、俺らには分かんねんで

何年一緒におると思ってんねん

メンバーに迷惑かけたくないからなにも言わないんやろうけど、それはそれで心配かけてんねんで

力になれるかどうかはわからんけど、話聞くくらいならできるから

設定とはいえ夫婦なんやから隠し事は無しにしていきたいと思ってるんやけど、それは俺だけか……？

Aがトイレから戻ってきてそれぞれ衣装に着替える

小瀧「あれ？」

藤井「望、どしたん？」

小瀧「衣装が破れとる」

重岡「うっわぁビリビリやん笑」

神山「衣装さん呼んでこよか」

小瀧「神ちゃんありがとー」

望の衣装破けてたんや

衣装さんが確認してるはずやけどなぁ

どこかに引っ掛けたんやろか

無事着替え終わりスタジオに行くとAが先に着いていた

しげちゃんが大声でさっき望の衣装が破れとった話しとるわ

すぐAに報告するしげちゃんかわええよな

桐山「崇裕、あれ」

照史が指を指したのはしげちゃん達がいる方

よく見てみるとしげちゃんとAが笑いながら話をしている

…………いや、作り笑いや

Aはホンマは笑ってない

しかも、話し終えてしげちゃんが淳太の方に行った後にスタッフさん達の方を確認しとる

なにか怯えてるような、警戒してるような

そんな目線だった

神山「照史、濵ちゃん

そんな真剣な顔してどした」

桐山「あぁ、実はな」

照史がさっきの出来事を神ちゃんに共有する

すると神ちゃんの表情はどんどん険しいものになっていく

神山「のんちゃんの衣装が破れとって、それをAが気にするってことはなんか脅されてるんかな

とりあえずスタッフさんがおる時は目離さんどこ」

桐山「その方がええかもな

グループには俺が送って共有しておくな」

神山「うん、ありがと」

この2人がおるとどんどん話が進む

とりあえず俺はAから目離さんように

何かあった時に助けられるように

近くにおらんとな