第135話:未来 ページ43
✼̥୭*ˈ
息を潜め、戸を開くとやはり、
女性を貪る上弦の弐の姿があった。
『胡蝶さん、どうか頭に血を上らせないで下さい。』
「あいつ…は」
「た…たす、助けて!!」
死んだ人の中でまだ生きていた女性が助けを求めている。
原作のように、胡蝶さんは急いで助けに向かった。
けれどその女の人は、身体中から血を吹き出しそのまま息を引きとった。
『………。』
「速いねぇ、柱なのかな?あ、その子はそこに置いといて。後でちゃんと食べるから〜」
見る見るうちに胡蝶さんの顔は怒りで染まっていく。
『胡蝶さん、冷静に…。』
できる限り時間を稼ぐんだ、カナヲちゃんが来るまで。
「Aさん、あなたは、先程私に言いましたね。あなたの未来を知っている、と」
『………はい。』
「あいつに、私は勝てますか?勝てませんか?」
『……それは言えません。』
勝てない、なんて言えばきっとあなたは、死にに行こうとするでしょう…。
「蟲の呼吸、蜂牙ノ舞…真靡き」
隣にいた胡蝶さんは、一瞬で姿を消し上弦の弐の目に刃を貫いた。
だが、全く効いていない。
………毒も。
「あれぇ?毒、分解できちゃったみたいだなぁ。ごめんねぇ」
『大丈夫です、胡蝶さん。胡蝶さんの毒であいつを一瞬でも弱らせた時に私が行きます。次は…成功させます!』
胡蝶に耳打ちをする。
胡蝶さんはこくり、と頷き、また上弦の弐に刃を向けた。
第136話:やめてください。→←第134話:こんな人だから。
419人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しし - あー無一郎好きっ!!! (2020年11月3日 1時) (レス) id: 6553af888b (このIDを非表示/違反報告)
リリ - いやぁっっっほーう!!続編だァァァ!!よっっっっsh(( (2020年9月18日 7時) (レス) id: 97bc6ad466 (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 紅楓さん» コメントありがとうございます!!返信遅くなりすみません。夢主ちゃんが亡くなって、おしまい。にしようと最初は思っていたのですが、後から流石に呆気ないかな?と思って先日続編を作りました〜!!!もし良かったら続編でも宜しくお願い致します\^^/ (2020年8月29日 15時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - 夢主ちゃあああああああん!いや〜珍しいですね。何が何でも夢主ちゃんは生き返らせる場合が多いですけど…もう続編ってありますか? (2020年8月18日 20時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - リリさん» ご指摘ありがとうございます^^すみません、私の語彙力が無くて分かりづらかったと思います。ですが、リリさんが言っている内容で合ってますよ!全く頭悪くないです。ここまで長いのに、読んでくださってありがとうございます\^^/ (2020年8月11日 2時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りぃな | 作成日時:2020年6月20日 23時