第132話:べったりと ページ40
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『鴉…!あれ!?あれだよね、産屋敷邸!!』
「ソウダ!早ク走レーーー!」
爆破された産屋敷邸が目に入る。
ああ…お館様。守りたかった、守りたかったのに…。
次に目に入ったのは、柱の姿…と。
『無惨さま…!』
無数の棘に刺され固定された無惨様の姿だった。
「…!A!!!」
無惨さまも私に気づいたようだ。
『無惨さま、お願いです。戦わないでください!!!もう、誰も殺さないで…!』
「……何を抜かす…!たかが非常食が!!お前は勝手に逃げ、私の前から姿を消した。お前の言葉など聞かん!!!」
なら、私が逃げなければ今こうして居ないとでもいうの?
「A!やめろ、危険だ!!!」
炭治郎の声が聞こえた。だけど、そのまま私は走る。
無惨さまを、倒す。
『白の呼吸、壱の型!!!加み…』
胸に焼けるような激しい痛みが走る。
あと少しで無惨さまの元、という所で私は痛みに耐えきれず膝をついた。
痛い。痛くて息が、呼吸が出来ない…!
「A、どうした!?」
炭治郎が心配してくれているように声をかけてくれる。皆必死に戦っているのに、どうして私だけいきなり…!
『げほっっっけほっ』
口を手で抑え、乾いた咳が出たと同時に、目を見開く。
「………!A…なん…」
どうして……………?
私の手にはべったりと、吐血した血が付いていたのだった。
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しし - あー無一郎好きっ!!! (2020年11月3日 1時) (レス) id: 6553af888b (このIDを非表示/違反報告)
リリ - いやぁっっっほーう!!続編だァァァ!!よっっっっsh(( (2020年9月18日 7時) (レス) id: 97bc6ad466 (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 紅楓さん» コメントありがとうございます!!返信遅くなりすみません。夢主ちゃんが亡くなって、おしまい。にしようと最初は思っていたのですが、後から流石に呆気ないかな?と思って先日続編を作りました〜!!!もし良かったら続編でも宜しくお願い致します\^^/ (2020年8月29日 15時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - 夢主ちゃあああああああん!いや〜珍しいですね。何が何でも夢主ちゃんは生き返らせる場合が多いですけど…もう続編ってありますか? (2020年8月18日 20時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - リリさん» ご指摘ありがとうございます^^すみません、私の語彙力が無くて分かりづらかったと思います。ですが、リリさんが言っている内容で合ってますよ!全く頭悪くないです。ここまで長いのに、読んでくださってありがとうございます\^^/ (2020年8月11日 2時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りぃな | 作成日時:2020年6月20日 23時