sweet glacier～甘い氷河～6 (ページ18)

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反抗期？ページ18

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「…えっ？」

RW「…だからぁ、Aに振られたんだってば。」

「…振ってない。」

RW「うん、振られてないの。夢だったの。良かったの笑」

どうやら私もリョウクを振っていたらしく。
それもなかなかの理由。

RW「ったく。結婚するとまで言われて愕然としたんだからねっ！」

「…結婚まで…笑」

RW「そうだよ！さっきの男と。結婚することになったの…とか言っちゃってさ。あーホント不愉快。」

「さっきの男…？」

あぁ、ユウキ君のことですか。

「結婚…はしないよ？」

RW「当たり前でしょ。てか何？結婚は、って。何ならするの。」

婚約はしたらしいよ。
…言えないけど。

「いや、何もしない笑」

RW「ホントかよ。てかもしかして今も隣に…」

「いないから。寝てたって言ってるでしょ！」

RW「隣で…」

本当に疑ってないことくらい、知ってるんだからね。

「うるさいな！いないってば！」

RW「…ちょっと何？急に焦って。」

「…焦ってません。しつこいからです。」

RW「しつこ…！なーに？反抗期？笑」

私の方がヌナなのにそうやってすぐ子供扱いして。
もちろんそんなリョウクも嫌いではないけれど。好きだけど。

そんなだから、私の中の小さな小さな「振り回すヌナ」願望が目を覚ます。

「ふんっ、反抗期なのはリョウクでしょ。ヌナのこと疑いまくって。」

RW「なっ…！自分からヌナとか言うようになったし笑」

「ヌナだもん。私は一生リョウクよりヌナですよ？」

RW「うーわ。都合の悪い時だけ弟扱いして。」

いや、私別に都合悪くないけど。

「また反抗期。そんなこと言ってると帰んないから。」

RW「は？ヌナが会いたいって言ったくせに笑」

「なっ！」

それはそうだけど。

「…じゃあリョウクは別に会いたくないってことね。よく分かりました。」

RW「は？バカ。浮気してないでさっさと帰って来い。」

そうやって亭主関白になるところも。
ホントに好き。

私は何があっても結局この気持ち1つに戻るんだと思う。

「…うん。あ、浮気はしてませんけど。」

RW「くく。はいはい、知ってるから。
…あ、帰ってきたらお…せち？食べたいの。」

「おせち？」

おせちって…おせちだよね？
あの絢爛豪華であることが絶対条件のやつだよね？

RW「うん、作って？」

「あー…うん、頑張る…。」

RW「わーい！やったー♪」

とは言ったものの。

どうしよう…帰りたくない…泣