*__私の,バケモノの言葉を,信じてくれるのか。 ページ12
一歩,歩を進める。彼等は一歩,後ずさる。
顔が青ざめ身体を震わせるパピルス。
庇う様に腕を広げ身体を震わせるベリー。
ベリ「なぜ近付いてくるッッ..俺様達はお前のオモチャじゃないんだぞ...ッッ..」ギリッ
パピ「....色々な人達を傷付け泣かせ,弄んでッッ....お前のしたい事が分からないッッ...一体お前は何がしたいんだッッ...何が目的なんだッッ...」ギリッ
その問いに,コタエタトシテ,貴方達は 信じてくれる?
私の,バケモノ の 言葉を。
『...私はバケモノじゃない,
今 貴方達が 存在している この世界は,私がバケモノであるこの時間軸は,
全て Xガスター が 創り出した 虚構の世界。
Aって,覚えてない...?』
なぜ,ナゼ,
パピ「...分からない....」ベリ「...」
『...私はミネ,Xガスターに創り出された創作物。
...私はバケモノじゃないよ,違うの..
...パピルス,ベリー...信じて貰えないと思う,話せば長くなる,だけど 私は貴方達 を知っている,
とても慈悲深く,とても寛大な心を宿している,
..これだけは信じて欲しい,私はバケモノ何かじゃないの,
信じて欲しい,』
次から次へと言葉が漏れ出てしまう。思いが言葉になって,止められなかった。
私は今涙を流しているだろうか,ワカラナイ。
パピ・ベリ「..ッッ」
彼等は 困惑,驚愕した様子で見つめてくる。
だが,警戒状態は抜けていない。いつでも戦闘態勢に入れる様に,
『...ゴメンなさい,こんな事,信じられる筈もナイノニ..』
当たり前だ。この世界で,彼等は不可抗力で,私を,ミネを,バケモノとしか見られない。
不可抗力なんだ。全ては 主人様の 思いのまま。
この世界は,この時間軸は,Xガスターの掌の上なんだ。
『..私は貴方達を傷付けるつもりはナイワ,
だから動いていい?』
警戒してる彼等に問い掛ける。
私が動いて,攻撃をされても困る。
パピ・ベリ「...ッッ」ドクドクッ
パピ「...ま...まって...ッッ」ベリ「待ってくれ...ッッ」
歩を進め出した刹那,彼等の言葉に,歩を止める。
心臓が,ドクンッとはねた。
パピ「....信じた訳じゃない....でも,..」
ベリ「あぁ....少し,お前と話がしたい....」
また,ハネタ。
「パピルス...ッッ」「ベリー...ッッ」
_______ドガッ__。
*__アァ。そうだ。ココは,,→←*__貴方もワルイコ。私もワルイコ。
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作者名:稲荷 | 作者ホームページ:http://251134
作成日時:2022年11月7日 15時