*__サヨナラ を 告げる。 ページ46
*ミネ?は 笑み を浮かべる。
振り返りはしない。タダ前を見つめている。
クロ「.......また俺ヲ 置いていくノカ。」
*クロスは一歩。ミネ?へと近付いた。
クロ「また,俺の前カラ消えるノカ。」
*また一歩。
『.......ゴメンナサイ。』
*そう,呟いた。
『ゴメンネ。ゴメンナサイ。』
*亡きモノの首,服を掴む手に力が篭もる。
振り向きはしない。タダ 遠くを見つめている。
クロ「何でダヨ,ミネ。姉貴、
姉貴,,」
*クロスはミネ?を背後から抱きしめる。
強く,強く,ギュッと。
『......ごめんね』
*ミネ?はタダ,回された手に自身の手を添えた。
クロ「いかないでクレ,俺の傍ニ いてくれ,
もう離れないでクレ,姉貴,
ミネ,ミネ,ミネ,
_____________________。
ミネ,」ニヤッ
『......』
*ミネ?を抱きしめていた モノ は Xガスターへと姿を変えた。
Xガス「コレは お前 への 罰 だ。
私の 元 から 離れた ワルイコ への 罰。
全て,
君 ガ ワルイ んだよ。
ミネ。」
*囁く。ササヤク。
そして,モヤ の様に ,サァッと消えた。
『.....幻覚。』
*呟く。遠くを,見据え続ける。
風 が なびく。
コチラへおいで。と イザナウヨウ,
ミネ?を 前へと 押すように,背後から 風が なびく。
『......主人様,
貴方様の言う通りです。全て,
私が 悪かった んです。
あの日,貴方様の お傍 から 離れていった 私 が,
悪かったんです。
私の せい なんです。
ゴメンナサイ。ゴメンナサイ。
皆,私も スグニ そっちへ イ ク カラ。』
*大粒の涙が溢れ出る。
そして,胸元へと 手をかざした。
彼女の手には,紫 と 透明色 が 混ざりあった ソウルが。
度々 ドクンッ と脈打つ様,赤黒い ヒカリ を 宿らせる。
禍々しい 雰囲気を 漂わせていた。
『.......こんな モノ が,私の中に 存在 しているから。
存在 していたから。
憎い。憎い憎い憎い。
こんな モノ が 私を 支配 シナカッタラ,ッッ
こんなモノッッ こんなモノ....ッッ
........
.......いこう。
サヨナラ を つげよう,』
この,残酷な世界へ。
私の,演劇ショー へ。
*__ 終幕 。開幕 。→←*__ 狂人 。狂笑 。狂気 。
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作者名:稲荷 | 作者ホームページ:http://251134
作成日時:2022年10月16日 12時