*__ 自分自身の 手 で 。 ページ19
『.....ン...』
目が覚める。冷めた地面に、私は横になっていた。
意識を 記憶を 鮮明にしていく,,
確か.....注射器を首元に打たれて....私は気を失った,,
....キャラは...花咲に洗脳されてい...た.....,
でも,まだ自我が合った様にも見える,,私を騙そうと演技していた,という事も....,ううん....キャラはそんな事.....
アァ,私は随分と疑心暗鬼になったナ....,
私は身を起こす,骨がボキボキと音を立てる,少しの痛みが襲うが こんなモノ は もう慣れっこだ,
辺りを見回す,
刹那,私の眼球には,,
『ッッ,
メア,ッッ』
私に背を向けて,膝を着いているメアが映った。
一心で傍へ駆け寄る。
『メア大丈夫,ッ?....メ...
ァ...,』
言葉を失う。
メアの手にはソウルが握られていた。
おそらく自身のソウルだろう。
ソウルからは,血が滴り落ちている。
もう片方の手には,ナイフが握られていた。
血が コベリツイタ ナイフが。
おそらく,
ソウル を 刺した のだろう。
自分自身で。自分自身の手で。
自分自身の,
ソウルを。
『ェ....、メ....ア....?』ドクドクドクッ
自身でも驚く程に,声は震えていた。彼へと伸ばした腕も,震えている。
SDメア「....
A....?」ボソッ
『ッッ,』ドクンッ
ヒカリを失った眼球,虚ろな眼球で,私を見つめる。
意識が,朦朧としているのだろう。
問い掛ける様に,私の名を呼んだ。
『メア....なん...で.....なんで、こんな....』
SDメア「ガハッ...ゴホゴホッ.....」
メアは血反吐を吐き,地へ倒れ込みそうになる。
私は支えようと彼に触れようとした。
メア「くるナッッ」ギリッ
彼の荒らげた声に,私は佇んでしまう。
メア「ぁッ,,
....来てはダメです...絶対に....オネガイシマス..」
悲痛に染まった面持ち。
『....メ...ア...』
メア「.....なぜ...貴方がココに..?ニゲテ と...伝えましたヨネ...」
『ッッ,,手紙は貴方が...』
メア「......今すぐニゲロ と....伝えたノニ..」
『ッ....ゴメン...なさい...』
メア「......A....まだ間に合ウ......ニゲ
ロ...ッッ,」ギリッ
『メアッ、
ッッ』
メアに体を押され,尻餅をつく。
*__そんな 貴方を 見て ,逃げる 私は 存在しない 。しないよ 。→←*__ 本能へ ,語り掛けて来るんだ 。
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作者名:稲荷 | 作者ホームページ:http://251134
作成日時:2022年10月16日 12時