Oh my brother!【R.N】 (ページ13)

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「斗真っ！！」

「うお！びっくりした…

悪い遅れて。大丈夫か？」

「大丈夫ちゃう！全然大丈夫ちゃう！！もーどうしよう～！！」

興奮したまま玄関で今までの経緯を手短に説明すると、さすがに斗真も驚いて。

とりあえずお父さんからの『大事な話』もまだ聞いてないし、二人でここで長話する訳にもいかず、また一旦冷静を装い二人でリビングに向かった。

「こんばんわ。遅れてすみません。」

「おお、斗真くん！ごめんな忙しいところ！座って座って！」

6人がけのダイニングテーブルに、やっと全員が揃った。

大毅、私、斗真と並んで座って、斗真と向かい合って廉くんが座っている形になる。

廉くんが出演する番組は全部斗真の家で見てたから、嫌でも斗真も廉くんの顔は知っている。

でも私より年上で大人な斗真は、廉くんの顔を一度じっくり見ると、目があった廉くんにニコリと微笑むだけだった。

2度目の乾杯も終えた頃、隣り合って座るお父さんと佳奈さんが目配せをしてて。

あぁ、やっと本題に入るんだなと感じ、無意識に斗真を見ると、斗真も感じたみたい。

…私の隣の大毅と廉くんだけ、目の前の料理に夢中だった。