12 ページ15
真鈴side
そして授業は終わり、私たちは下校時間となった。
部活?そんなのこの芸高にあるわけ無い無い。(と真鈴ちゃんは思ってます)
あ、奏歌が誰かと一緒に昇降口に降りてきた。あの子が、昼に言ってた彩乃ちゃんかな?
奏歌「じゃあ、また明日ね」ニコッ フリフリ
?「バイバーイ!」ブンブン
奏歌「お疲れさま、姉さん!!」
うん、その言い方したら“...です、総長!!”ってやつにさらに言葉似るね。
だからやめて。(でも声には出してない)
真鈴『...そっちもね』ボソッ
真鈴『...さっきの子が、昼に言ってた彩乃ちゃん?』
下校用のターザンロープを使って(←)学校から麓へ降りた後、私は聞いた。
そして早速今日先生に聞いてみると、雨の日はゴンドラの方のロープウェイで、麓と学校のある丘での登下校をするらしい。
なら最初からそっちにして。そう思ったのは私だけだろうか?
奏歌「そうなの!あの子何やってるのか聞いたらモデルらしくて...身長は高いし、顔も可愛いしでピッタリだよね!!
勿論姉さんには色々と敵わないんだけどっ!😾」
真鈴『そんなの良いから。
あとまだそっちのキャラ出したら駄目でしょ?学校に近いし。
...それを言ったら私も、コミュ症出さなきゃなんだけど』
奏歌「ハッ!!
そう...だね!気を付けるようにする!!」
真鈴『転校、初日、の授業...どうだった?』
ここからは普通の姉妹でもよくあるだろう、たわいもない会話だ。
奏歌「結構簡単に感じた。向こう(前の学校)が難しかったのかな?」
真鈴『確か、あそこは進学校...だった気がする。だから...じゃない?』
奏歌「姉さんが言うなら、そうなんだろうね」
出た、奏歌の私に対する全肯定。
私が何時も正しい訳じゃないんだからやめてって言ってる筈なんだけどなぁ...?
そうして帰っている内、勿論だけれども私たちの家についた。
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ