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「待たせてすまんな！…おやセドリック、こちらのお嬢さんは？」
「父さん、母さん、紹介するよ。僕に毎週勉強を教えてくれた友達のAだよ」
「こんにちは。改めましてA＝ウィアートリークスと申します」
綺麗なお辞儀をしたことで夫妻は釣られて慣れないお辞儀をし返す。その様子にセドリックとAはおかしかったのか隠れてくすっと笑う。
「まぁまぁ！まさか話に聞いていた女の子がこんなにも美人さんだなんて…」
「セドリックも意外とやるなあ、母さん！」
「ちょっ！父さん！！」
セドリックの父、エイモス＝ディゴリーはガハハハッと豪快に笑う。慌てて取り繕うとするセドリックを見てAは仲睦まじい親子だとほんわかとしていた。
「私の名はエイモス＝ディゴリーだ。どうぞよろしく」
「ケレミア＝ディゴリーです。お会いできて嬉しいわ」
「私もお会いできて嬉しいです」
差し出された手を順番に握り、穏やかに話す様子を見たセドリックは仲良くなれそうだなとほっとした。
「君の名は聴き慣れない響きだったね。確かクォーターとか？」
「ええ、ウクライナ・スウェーデン・ベネズエラ・日本の血が入っています」
「ほぉー！では名前のほうは極東にある……」
「日本ならではの名前ですね」
「イギリスに来る前に住んでいたのは日本なのかしら？」
「ああ、いえ。そういうわけではないのですが……」
「ちょちょ、父さん！母さんも！そんなに質問攻めじゃAが困るよ」
興味津々といったディゴリー夫妻に質問をされるAだったが嫌な顔を一つせず、にこやかに受け答えをしていた。だが、自分でも踏み入ったことのないA自身の質問をした両親にセドリックは制止をかけた。
「おっと、確かにそうだな。すまないね、えっと…」
「ふふ、いいえ。大丈夫ですよ、ぜひ私のことはAと気軽にお呼びください」
「そうさせてもらおう、Aくん。それに敬語も外してもらって構わんよ、セドリックは良い友人を持ったようで安心したよ」
「私、娘が欲しかったのよ！よろしくね、Aちゃん。」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
実の息子を置いてけぼりに進む会話にセドリックは、まるで結婚報告をしに来たようだと思った。
だが、いつの日かこの光景が実現するならば、その時の僕は幸せの絶頂期にいるんだろうなと心の奥に思いを秘めた。
＊セドリックの母親の名前は不明のため捏造しております
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ルザミーネミリオネア(プロフ) - rhpさん» コメントありがとうございます！私がセド推しなのでどうしても出番が多くなってしまって…。喜んでくださりありがとうございます！遅い更新ではありますが最後までよろしくお願いします！ (4月24日 6時) (
レス) id: b215f5fa49 (このIDを非表示/違反報告)
ルザミーネミリオネア(プロフ) - mkmkさん» 面白いと言ってくださり誠にありがとうございます！ぜひ最後までこの作品を見ていただけると嬉しいです！ (4月24日 6時) (レス) id: b215f5fa49 (このIDを非表示/違反報告)
ルザミーネミリオネア(プロフ) - ふがしさん» 教えてくださりありがとうございます！そしてこの作品をご覧くださりありがとうございます！遅い更新ではありますが最後までお付き合いお願いします！ (4月24日 6時) (レス) id: b215f5fa49 (このIDを非表示/違反報告)
rhp(プロフ) - 更新してくださってとても嬉しいです！しかも、セドリックとのラブラブシーン！このお話しを読むだけで仕事を頑張れるます！また楽しみに更新まってます！ (3月28日 9時) (レス) id: bb27464aa5 (このIDを非表示/違反報告)
rhp(プロフ) - ものすごく面白いです！次が気になって仕方ないです！セドリックのラブラブがみたいです！更新楽しみにしています！ (3月26日 22時) (レス) @page45 id: bb27464aa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルザミーネミリオネア | 作成日時：2023年2月15日 14時
