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スネイプとロックハートは生徒の群れに入り、二人ずつ組ませた。
セドリックとAがいたところにスネイプがやってくる。
「ミスター・ディゴリー、ミス・ウィアートリークスと組みたまえ」
「…え？」
「ウィアートリークスと組ませられる二年生がおらんのは君も分かっているだろう。上の学年と組ませるのがちょうどいい。よろしいですかな？」
まさか組まされるとは思ってなかったセドリックは戸惑った。いくらAがセドリックと同い年で知識が豊富でも、経験はそこまでないだろうと思っていたからである。
「構いません、スネイプ先生」
「！？」
Aが何の問題もないと答え、それを聞くとスネイプはさっさと他の生徒の元へ行ってしまった。
「…よかったの？」
「えぇ、実際私の相手ができる同学年なんて居ないも同然なの、わかるでしょ？」
自慢気な声で言うわけでもなく、すこし憂いを帯びた声だった。
Aが上級生にも頼りにされているのはすでに有名な話で、それはOWL試験、N・E・W・T試験を控えている学生が詰め寄る程。
実際に彼女に教えを乞い、勉強した子は一段階、元々容量がよい子は二段階も成績が上がった実績がある。
プライドの高い生徒などは年下が分かって上級生の自分が分からないというのは酷く劣等感、嫉妬を感じることだろう。
だが、それもある意味いい薬ではあるのだ。闘争心にあふれる子であれば負けたくない一心で勉強に集中する。
話がそれたが、要は同学年の子たちは彼女と競うような立場に立ちたくないということ。それは当の本人が一番、わかっていた。
「……それはわからないよ？」
「…へ？」
「Aが気づいてないだけで周りはそうは思ってないかもしれないだろ？」
Aの憂う顔を取り払うような柔らかい表情を浮かべた。
「…そうね、たしかに」
Aが形のいい唇をほころばせた。
私の方が、彼らを遠ざけていたのかもしれないわね……と自嘲気味に心の中で笑うと目線をセドリックに向けた。
「さあ、そろそろ号令がかかりそうよ。準備はいい？」
「もちろん」
「私が三つ数えたら、相手の武器を取り上げる術をかけなさい＿＿武器を取り上げるだけですよ＿皆さんが事故を起こすのは嫌ですからね。１＿２＿３＿」
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ルザミーネミリオネア(プロフ) - rhpさん» コメントありがとうございます！私がセド推しなのでどうしても出番が多くなってしまって…。喜んでくださりありがとうございます！遅い更新ではありますが最後までよろしくお願いします！ (4月24日 6時) (
レス) id: b215f5fa49 (このIDを非表示/違反報告)
ルザミーネミリオネア(プロフ) - mkmkさん» 面白いと言ってくださり誠にありがとうございます！ぜひ最後までこの作品を見ていただけると嬉しいです！ (4月24日 6時) (レス) id: b215f5fa49 (このIDを非表示/違反報告)
ルザミーネミリオネア(プロフ) - ふがしさん» 教えてくださりありがとうございます！そしてこの作品をご覧くださりありがとうございます！遅い更新ではありますが最後までお付き合いお願いします！ (4月24日 6時) (レス) id: b215f5fa49 (このIDを非表示/違反報告)
rhp(プロフ) - 更新してくださってとても嬉しいです！しかも、セドリックとのラブラブシーン！このお話しを読むだけで仕事を頑張れるます！また楽しみに更新まってます！ (3月28日 9時) (レス) id: bb27464aa5 (このIDを非表示/違反報告)
rhp(プロフ) - ものすごく面白いです！次が気になって仕方ないです！セドリックのラブラブがみたいです！更新楽しみにしています！ (3月26日 22時) (レス) @page45 id: bb27464aa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルザミーネミリオネア | 作成日時：2023年2月15日 14時
