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先日にあんなことが起こったからか、もしくは秘密の部屋というワードに好奇心があったのか定かではないが図書館はいつもより人が多かった気がした。
「何なの？いつもより多いわね」
「みんなホグワーツの歴史っていう本を借りたいんだよ」
「ああ、秘密の部屋についてってことね」
図書館の司書であるマダム・ピンスは本の貸し出しについてずっと聞かれているのか少し不機嫌そうだった。
「変身術の授業でみんな気になっててマクゴナガル先生に聞いてたわ」
「確か継承者っていうのは秘密の部屋を開けることができ、その奥に眠る恐怖を操ることができるんだよね？」
合ってる？と聞くようにセドリックはAを見た。
「そう、最も詳しく言うとサラザール・スリザリンの血を引くものが、だけど」
「１０００年以上も前の偉人の血を引き継ぐものか……」
「先祖返りなのか、もしくは想像もつかない方法か…わかりそうでわからないわね」
何かのパズルのようであともう数個のパズルがそろえばわかるのにわからない。
「……ふぅ、今は考えても答えは出なさそうだわ」
「何か引っかかるの？」
「ええ、まあ……」
正直、今の段階では何もわからないのは事実だ。頭の隅に追いやった。
「そういえば、明日クィディッチね」
「ああ、そうだね。正直、ニンバス２００１がどれほどなのかまだ僕は見たことがないんだ」
性能がやはり違うのであろう。セドリックの顔は少しだけ曇っている。
「クィディッチは速さだけがすべてじゃないでしょう？それなら私でもクィディッチの選手になれるわ。早い箒に乗ればいいんですもの」
「テクニックに戦術、それも当然必要でしょ？？速さで勝てないならほかで勝てばいいの」
速さだけに目がいっていたセドリックはAの言葉に顔をあげた。
「それに対策も練れるんじゃない？」
「…確かにそうだね。気持ちで負けてたよ」
「応援してるわ。グリフィンドールの次に♡」
「ハハ、やっぱ自寮には勝てないか」
セドリックとAはマダム・ピンスにばれないように笑った。
笑いあう今のこの空間と距離感がちょうどいい。
私がすべてを打ち明けられるその日が来るまでは。
自覚しませんように。
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ルザミーネミリオネア(プロフ) - rhpさん» コメントありがとうございます！私がセド推しなのでどうしても出番が多くなってしまって…。喜んでくださりありがとうございます！遅い更新ではありますが最後までよろしくお願いします！ (4月24日 6時) (
レス) id: b215f5fa49 (このIDを非表示/違反報告)
ルザミーネミリオネア(プロフ) - mkmkさん» 面白いと言ってくださり誠にありがとうございます！ぜひ最後までこの作品を見ていただけると嬉しいです！ (4月24日 6時) (レス) id: b215f5fa49 (このIDを非表示/違反報告)
ルザミーネミリオネア(プロフ) - ふがしさん» 教えてくださりありがとうございます！そしてこの作品をご覧くださりありがとうございます！遅い更新ではありますが最後までお付き合いお願いします！ (4月24日 6時) (レス) id: b215f5fa49 (このIDを非表示/違反報告)
rhp(プロフ) - 更新してくださってとても嬉しいです！しかも、セドリックとのラブラブシーン！このお話しを読むだけで仕事を頑張れるます！また楽しみに更新まってます！ (3月28日 9時) (レス) id: bb27464aa5 (このIDを非表示/違反報告)
rhp(プロフ) - ものすごく面白いです！次が気になって仕方ないです！セドリックのラブラブがみたいです！更新楽しみにしています！ (3月26日 22時) (レス) @page45 id: bb27464aa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルザミーネミリオネア | 作成日時：2023年2月15日 14時
