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動き出したということは現在の時刻は午後11時を過ぎたことになる。
長く列車に揺られることになりそうだ。
「休暇はどうだった？」
そう聞かれたAが思い出したのは、口酸っぱくして原稿原稿と連呼していたクィリナスである。うげっと声を漏らしたAにセドリックは面白かったのかくすくす笑い出した。
「…煩いのが増えて、騒がしかったわね」
「ははは！そりゃよかった」
「どこがよ」
ため息をついてふと窓を見ると、目の前を青い物体が左に流れていった。
気のせいか、悲鳴が聞こえた気がする。
「……今の見た？」
「…信じたくはないけど何かが通ったのは見たよ」
またそれは現れた。優雅とはいいがたいが空を青い車がふよふよと飛んでいた。
「ねえ！ハリーとロン知らない？！どこにもいないの！」
「「うちのロニー坊や知らないか？」」
焦ったような声でドアを開けたハーマイオニーの声に、双子ののんきな声が同時に聞こえた。
Aは外から目を離すことなくいった。
「…アレに乗ってるんじゃないかしら…？」
「ああ！あれはパパの車だ！」
「やるなあ！ロニー坊や！」
窓から見えた光景に興奮する彼らを見たハーマイオニーは顔を真っ赤にしていった。
「あなた達本気でいってるの？」
念のためと入り口を見張らせておいて正解だった。
クィリナスが上手く学校に話してるといいんだけど、と大きなため息を吐いた。
＿＿＿
Quilinus Side
まさか同級で同僚だったあのギルデロイ・ロックハートが私の後任になるとは。世間は広いようで狭いですね。
確か彼は姉が二人いるのだが、確かどちらもスクイブと聞いたことがある。そのせいか、彼の母親は息子を溺愛していたんだとか。
ロックハートは、周りから囲まれるホグワーツで人気の生徒になることを望んでおり、彼の心の中では既に魔法で優れた才能を発揮していた自分があった。実際に彼は同級生の中でも成績も中の上はあり優秀だったが、それでも自分よりも優秀な生徒がいるという事実を目の当たりにし、彼の心は深く傷ついた。
まぁ、私は彼とは話す間柄でもありませんでしたし、詳しくは知りませんが周囲とのギャップに劣等感を覚えていたようでした。彼は次第に自身の虚栄心を増長させ、名誉と注目を浴びたいとの欲求が強くなっていった。
そして卒業後の結果が現在の姿なのでしょうね。
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ルザミーネミリオネア(プロフ) - rhpさん» コメントありがとうございます！私がセド推しなのでどうしても出番が多くなってしまって…。喜んでくださりありがとうございます！遅い更新ではありますが最後までよろしくお願いします！ (4月24日 6時) (
レス) id: b215f5fa49 (このIDを非表示/違反報告)
ルザミーネミリオネア(プロフ) - mkmkさん» 面白いと言ってくださり誠にありがとうございます！ぜひ最後までこの作品を見ていただけると嬉しいです！ (4月24日 6時) (レス) id: b215f5fa49 (このIDを非表示/違反報告)
ルザミーネミリオネア(プロフ) - ふがしさん» 教えてくださりありがとうございます！そしてこの作品をご覧くださりありがとうございます！遅い更新ではありますが最後までお付き合いお願いします！ (4月24日 6時) (レス) id: b215f5fa49 (このIDを非表示/違反報告)
rhp(プロフ) - 更新してくださってとても嬉しいです！しかも、セドリックとのラブラブシーン！このお話しを読むだけで仕事を頑張れるます！また楽しみに更新まってます！ (3月28日 9時) (レス) id: bb27464aa5 (このIDを非表示/違反報告)
rhp(プロフ) - ものすごく面白いです！次が気になって仕方ないです！セドリックのラブラブがみたいです！更新楽しみにしています！ (3月26日 22時) (レス) @page45 id: bb27464aa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルザミーネミリオネア | 作成日時：2023年2月15日 14時
